名駅かいわいのバイク駐車場不足問題-地元不動産会社が受け皿作り

飲食店が立ち並ぶ名駅3丁目かいわい

飲食店が立ち並ぶ名駅3丁目かいわい

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 名駅かいわいのバイクの駐車場が不足している――そう話すのは名駅エリアを中心に駐車場の運営管理を手がける不動産工房(名古屋市中村区名駅3)社長の伊藤維雄さん。

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 たくさん飲食店が立ち並ぶ名駅3丁目ではバイク通勤で飲食店に勤務する人が多く、バイクの駐車場の問い合わせが多いという。「夕方になるとバイクの路上駐車が増える。駐車するところがなく困っているようだ」と伊藤さん。同社が運営する10カ所24台分のバイクの駐車場は現在、満車状態だという。青空(屋根なし)=3,000円~1万円、屋根付き=1万円、ガレージ=1万2,000円~1万6,000円で貸し出し。

 「名古屋ではバイク駐車場は一般的ではない」と伊藤さん。「地主さんが保守的なのか自動車用の駐車場にされることが多い。またバイクの音がうるさいというイメージから、近隣の方に遠慮して断られることも多い。イメージとは異なり実際に借りにこられる方はマナーがいい」。バイク専用だと敬遠されるので、「駐車場のデッドスペースを有効活用して街に足りないものを提供してほしい」と地主に協力を求めているという。

 3丁目かいわいは今後も飲食店が増えていく地域であることから需要を見込み、8月上旬にオープン予定の駐車場(西区名駅3)はバイク22台と自動車2台が収容可能で、バイクをメーンに作った。オープン前だが既に4割ほどの予約が入っているという。賃料は7,000円。

 「自動車駐車場の市場と比較すると小さな市場になるが、需要があるのは間違いないが層は薄いので地域を分散して供給していきたい。昼間の人口が多い地域なので、中にはバイク通勤を希望しながら駐車場がないために電車・車通勤している人もいると思う。供給することで新たな需要を掘り起こせれば」と意気込む。

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