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円頓寺のレストランで「東北応援食堂」-岩手名物「わんこそば」提供

2回目の開催となる「東北応援食堂」。写真は1回目の店頭の様子

2回目の開催となる「東北応援食堂」。写真は1回目の店頭の様子

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 円頓寺商店街にあるコミュニティーレストラン「庵ひろ」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-551-2651)で6月25日・26日、東北の食材を使ったイベント「東北応援食堂」が開かれる。5月に続き2回目の開催。

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 食堂を企画したのは、ボランティア活動をする仙台出身の若林隆之さん。「風評被害によって売れなくなっている東北のおいしいものを食べてもらいたい」という思いを抱いていた若林さん。以前仕事で名古屋に住んでいたこともあり、知り合いを通じて紹介されたのが同店。プロではない人たちが日替わりでランチやディナーを提供する「ワンデイシェフシステム」を採用する。オーナー木下さんの協力を得、今回の食堂が実現する運びとなった。

 妻の一恵さん、ボランティア仲間たちと切り盛りする同イベント。東北の名物料理を提供するほか、被災地の物産や産直野菜を販売する。初開催となった5月は、秋田県の郷土料理「きりたんぽ」を提供。「中には初めて食べた方もいらっしゃり、多くの人たちに喜んでもらえた」と振り返る。

 2回目となる今回のメニューは岩手名物「わんこそば」。「エンターテインメント性が強い東北の食べ物を楽しんでほしい」と決めた。価格は1,900円(食べ放題)。「お試しわんこそば」(上限20杯=ざるそば3杯分)は950円。どちらも小鉢、薬味付き。1回目同様、店頭では東北各地の名産品や宮城の野菜などの農産物も販売する。食材や名産品は、全て東北で仕入れて持参。わんこそばに使うお碗は、被災した石巻の食器店から購入し用意した。主な名産品は、盛岡冷麺、岩手じゃじゃ麺、仙台みそ、福島のさるなしジュース、青森のリンゴジュースなど。

 「東北のものに目を向けるきっかけづくりをしたい」と若林さん。「産直品や料理を通して東北をPRし、少しでも多くの人に東北って面白いなって思ってもらえたら」と思いを込める。「長期的な支援として(食堂を)継続していきたい」とも。

 開催時間は11時~14時、18時~21時(25日のみ)。販売は10時~11時、14時~18時を予定する。

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