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名古屋の専門学校生ら、森零監督の下で映画製作-キャスト募集も

映画作品「ストリートランブルース」を制作する森零監督(中央・右)と「名古屋ビジュアルアーツ」

映画作品「ストリートランブルース」を制作する森零監督(中央・右)と「名古屋ビジュアルアーツ」

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 円頓寺(名古屋市西区那古野)を拠点に活動する森零監督が現在、講師を務める専門学校「名古屋ビジュアルアーツ」(中区栄)映像科の学生と映画作品「ストリートランブルース」の製作を進めている。

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 森監督の下、同学科の映画作家コース、映画技術コースなど21人の学生が企画・製作に参加。作品のテーマは「都会をさまよう3人の若者が紡ぐ青春の道しるべ」。周りがうらやむような容姿や才能に恵まれた「澄麗(すみれ)」はどこか本当の自分を出せていないことに悩んでいた。自由奔放に生きる「瞬」に出会い心奪われるが、瞬のそばには彼への慈愛に満ちた恋人「マリア」がいた…。3人の物語を軸にラブストーリーを交えたヒューマンムービー。

 作品中には、名古屋市政資料館(東区)、名古屋市科学館(中区)、名古屋港(港区)など、名古屋のシンボリックな場所、祭り、イベント、人を盛り込み、名古屋に注目してもらえるような作品作りを行うという。「映画を作って終わりではなく、完成作品から名古屋の魅力を広げていきたい」と森監督。

 今月22日は、同校で出演者のオーディションを開催。メーンキャスト3人や他の役、エキストラ出演希望も募集する。応募はホームページで確認できる。「プロ・アマ問わないが、目と表情でしっかりとした演技ができる人を求めている」

 脚本を担当する小野美保さんは「監督の下、みんなで意見を出し合い考えたことが実現していくことがうれしい。映画では、人は素直に生きた方が幸せに近づくというメッセージがある」という。助監督の高野まゆさんは「半年かけての大きなプロジェクト。大変だが、やりがいがある。この映画の出演から役者を目指す人が生まれるなどチャンスになれば」と期待を寄せる。

 「映画では自分に正直に生きることの大切さとともに、そのとき、自分がしていることを最大限にする大切さも伝えたい。それは、今映画製作に携わっている学生たちにも、最大限映画製作に力を注いでほしいという思いにつながる」(森監督)。

 6月~8月末に撮影を行い、完成は9月~10月を予定する。

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