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名駅前の市場ビル壁面に学生が壁面アート キャラクター探す仕掛けで楽しみも

壁面アートを背景にピネイロ・カルラさん(前左)、伊藤彰社長(前右)、「そーごちゃん」、名古屋モード学園の学生ら

壁面アートを背景にピネイロ・カルラさん(前左)、伊藤彰社長(前右)、「そーごちゃん」、名古屋モード学園の学生ら

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 名古屋駅前の柳橋中央市場内「名古屋綜合(そうごう)市場」(名古屋市中村区名駅4)で12月12日、専門学校名古屋モード学園(名駅4)の学生が手掛けた壁面アートがお披露目された。

グランプリを受賞したピネイロ・カルラさん

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 同社と同学校の産学連携事業で、2008年から取り組んでいるコラボレーション企画。これまでにワーキングウエア、年末の装飾、照明オブジェなどを手掛けてきた。

 通りに面した全長41メートル、高さ4.5メートルの壁面を活用したデザインをグラフィック学科、ファッションビジネス学科の学生が考案。集まった65点の作品の中から同市場で働く人が選考し、グランプリを決定した。受賞したのはスペイン出身のピネイロ・カルラさん。来日して4年で将来は日本でデザイナーとして働くのが夢だという。

 グラフィックアート作品の内容は、魚介、肉、野菜、果物など市場で扱っているものをモチーフにしたイラストのコラージュに、同市場のマスコットキャラクター「そーごちゃん」が8カ所隠れている仕掛けを施したもの。答えは同社のホームページに掲載し、壁面にホームページへのQRコードも設置する。同キャラクターも2013年の連携事業で誕生したもの。「SNSでシェアしたくなるようなもの」を念頭に置き考えたという。「カラフルな色使い、イラストで綜合市場を表現した。特に若い人に見てもらい、市場を使ってもらえることにつながれば」とカルラさん。

 同社の伊藤彰社長は「名古屋駅の再開発、リニアなどで、この辺りも注目を集めている。シンボリックでランドマークのようなものができて、うれしく思う」と喜ぶ。

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