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名駅の東急ハンズで原石・化石特集イベント 2千種販売、10周年記念企画も

特大の蛍石を手にする、毎回買い付けにも行く企画担当の塩野正鎮さん

特大の蛍石を手にする、毎回買い付けにも行く企画担当の塩野正鎮さん

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 東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1)10階で4月26日、原石・化石を特集した展示即売会「ミネラル ロマンス」が始まった。

世界的にコレクターが多いという人気の「蛍石」

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 米アリゾナ州で開催される世界最大の原石・化石の即売会「ツーソン・ミネラルショー2017」で同店スタッフが買い付けた商品を販売する同企画。今年で10回目を迎える。

 今年は、150社以上から買い付けした化石・原石合わせて約2000種を販売。毎回買い付けにも行く同企画担当の塩野正鎮さんは「円安で価格が上昇し、値頃な品を探すのに苦労したが、多くの会場を回り何とか集められた」と話す。「各国の閉山した鉱山のコレクター放出品を多く買えた。蛍石、ロードクロサイト、アホー石入り水晶、ベニト石など。今では入手の難しい標本も多い」とも。

 10時の開店と同時に老若男女の鉱物ファンが来店し、ライトやルーペを持参し真剣に品定めする姿が多く見られた。塩野さんの周りには今年も原石・化石のファンが集まり、質問への受け答えなど盛り上がりを見せていた。

 世界的にコレクターの多い人気の「蛍石」がたくさん並ぶショーケースには特に多くの人が集まり、注目商品はすぐに売れていった。開店と同時に来店するコアファンのために初日が最も品ぞろえが充実しているが、商品は追加で並べていくため目新しい商品が並ぶ。産地や形状で価値が変わり、価格帯は「子どもでも買えるように」と数百円から高いもので数十万円まで。

 10回目を迎え、塩野さんは「毎年お見えになる方も増え、初日は平日にもかかわらず朝イチから県外からも来ていただけるようになった。10年続けられたのもファンの方のおかげ」と振り返る。

 10周年特別企画として、4月29日はアメシスト(紫水晶)クラスター(250個限定)、5月3日はアンモナイト化石(400個限定)を同展での購入客を対象に先着順で1個ずつ進呈する。そのほか、水晶などが中に含まれるジオード(晶洞)ボール購入者を対象に、その場で割る体験ができるコーナーを設ける。重さなどスタッフのアドバイスを基にジオードボールを選び、機械で割るもので、どんな結晶が詰まっているかは「割ってからのお楽しみ」だという。

 そのほか、「約7000万年の時間をかけて自然がつくり出した」という化石宝石「アンモライト」の特集コーナーも設置。原石・化石標本の展示とともに、七色のきらめきを放つ化石を使ったジュエリーも多数、用意する。5月3日~7日は「アンモライト研究所 所長」が来店し、約800万円の高額な「アンモライト」も展示販売する。

 営業時間は10時~20時。5月7日まで。

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