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名駅西シネマスコーレで映画2本合同舞台あいさつ 西村喜廣監督ら来名

(左から)百合沙さん、TAK ∴さん、近藤結良さん、西村喜廣監督

(左から)百合沙さん、TAK ∴さん、近藤結良さん、西村喜廣監督

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 名駅西の映画館「シネマスコーレ」(名古屋市中村区椿町8)で9月23日、2本の映画「RE:BORN リボーン」「蠱毒(こどく) ミートボールマシン」の舞台あいさつが連続で行われた。

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 公開中の映画「RE:BORN リボーン」(下村勇二監督)は、特殊訓練で自分の所属する部隊を壊滅させてしまった元傭兵(ようへい)の男が、復讐(ふくしゅう)に燃えるかつての上官たちと戦う格闘アクション。「魁(さきがけ)!!男塾」「極道兵器」ほかに主演し、「虎影」「HiGH&LOW THE RED RAIN」などでアクション監督を務めたTAK ∴(坂口拓)さんが主人公・黒田を演じた。主人公と共に暮らす少女サチ役を名古屋在住の子役・近藤結良さんが演じている。出演はほかに斎藤工さん、篠田麻里子さんら。「蠱毒 ミートボールマシン」の監督・西村喜廣さんは、特殊造形を担当している。

 この日から公開の映画「蠱毒 ミートボールマシン」は、孤独でしがない中年男・野田(田中要次さん)が、謎の生命体に寄生されて「ネクロボーグ」となり、激しい戦いを繰り広げるバイオレンス・スプラッター。メガホンを取った西村さんは、「東京残酷警察」「虎影」などの監督や「進撃の巨人」「シン・ゴジラ」ほかの特殊造形プロデューサーなどで活躍。同作は西村さんが特撮・造形を手掛けた2005年公開の映画「MEATBALL MACHINE ミートボールマシン」(山本淳一監督、山口雄大監督)を、新たな設定を加えて監督した。今回は監督のほか、脚本・編集・キャラクターデザインも担当している。ヒロイン・カヲル役を百合沙さんが演じ、ほかに鳥居みゆきさん、斎藤工さんらが出演している。TAK ∴さんは出演、アクション協力で同作に参加している。

 「RE:BORN ~」の舞台あいさつにはTAK ∴さんと近藤さんが登壇。満員で立ち見が出た客席を見渡したTAK ∴さんは「名古屋に住民票を移したい」と会場を笑わせ、「東京では再上映が決まった。ぜひ、映画の魅力を拡散してほしい」と呼び掛けた。映画の見どころを問われた近藤さんは「TAK ∴さんのアクションは、まばたきするとどんどん進んでいく。この映画を見る時は、まばたきしないことがポイント」と話した。

 各地の舞台あいさつでアクションの技を披露しているTAK ∴さん。この日は観客の手を取り「握手しながら相手を倒す技」を紹介。驚く近藤さんに慌てたTAK ∴さんは「結良ちゃんは何が大好物なの?」と話題を変更。近藤さんが地元名物の「エビフライ」と答えると、会場からは笑いと拍手が起こった。

 イベントの後半には、次の舞台あいさつを控えた西村監督と百合沙さんが特別ゲストとして参加。西村監督が流血シーン撮影時の苦労などを振り返ると、TAK ∴さんは「僕はアクション監督もやる裏方寄りの俳優だから、無理な演出をされても構わない」と笑顔で答えた。最後は近藤さんとのじゃんけん大会でグッズのTシャツを進呈。TAK ∴さんは「名古屋でも盛り上げていただいて、リボーン旋風を起こしてほしい」と呼び掛けた。

 「RE:BORN ~」上映終了後は観客を入れ替え、「蠱毒~」の舞台あいさつを開催。再び満員となった会場に西村監督、百合沙さん、TAK ∴さんが登壇した。西村監督はブレーク中の人気芸人をリスペクトし、全裸に盆1枚を持った姿で登場。盆の表裏には2つの映画の画像が張られていて、監督はひっくり返しながら両方を宣伝。イベントの最後まで、服を着ないままトークを行った。

 TAK ∴さんは「こちらの舞台あいさつには出たくなかった」と笑いながらも、西村監督が投げるリンゴをナイフで切るアクションを披露。撮影現場の窓に付いた血のりが警察に通報された際、自分が対応させられた出来事などを話した。

 監督の方を見られずに困っていた百合沙さんは、「大切な名古屋初上陸なので、映画の見どころをしっかり伝えてほしい」と迫られ、気丈にあいさつ。大浴場3杯分の4トンの血のりを使ったことや、寝る間を惜しんで撮影するスタッフに驚いたことなど、さまざまなエピソードを紹介した。

 3人は主演の田中さんの温かい人柄を語り合うなど、上映開始時間ぎりぎりまで会場を盛り上げ、大きな拍手の中、合同舞台あいさつは終了した。

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