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円頓寺でフリマ形式のブックマーケット 古本市や現役・元書店員の対面販売も

昨年の「円頓寺 本のさんぽみち」の様子(画像提供=円頓寺 本のさんぽみち実行委員会)

昨年の「円頓寺 本のさんぽみち」の様子(画像提供=円頓寺 本のさんぽみち実行委員会)

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 本を楽しむフリーマーケット形式のブックマーケット「円頓寺 本のさんぽみち」が10月26日・27日、円頓寺商店街(名古屋市西区那古野1)で開催される。

本好きの人らでにぎわう円頓寺商店街

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 同イベントは2017(平成29)年に10年の節目で幕を閉じた本のイベント「ブックマークナゴヤ」の後継イベントとして昨年初開催された。昨年の来場者数は2日間で約8000人で、本好きの人を中心に、同商店街に遊びに来た人、近隣住民など、県内外から幅広い年齢層の人が来場したという。

 アーケード沿いにブースが出店する。各日40店舗が出店する一般公募で集まった本好きが持ち寄って「一日本屋さん」を出店するフリーマーケット形式の古本市が並ぶ。そのほか「古本いるふ」(富山)、「古書からすうり」(三重)、「シマウマ書房」(名古屋)、「古書と古本 徒然舎」(岐阜)、町家古本はんのき」(京都)、「ON READING」(27日のみ)などの9の書店・古書店、「朝日出版社」「エムエム・ブックス」「タバブックス」「ビーナイス」などの9の出版社が「イチオシ」の本を持って出店する。

 現役の書店員と元書店員が「この本を売りたい」と厳選した5冊の本を仕入れ、対面販売を行う初企画「円頓寺書店2019~私たちには売りたい本がある~」を実施。実行委員会メンバーの黒田杏子さんによると「ブックマークナゴヤ」が始まった2008(平成20)年当時、全国に約1万6000店あった書店は年々減少し、2019年5月現在は約1万1500店になったという。「厳しい書店経営の影響で現場の書店員も大変。そんな中、元書店員の人から『今でもいい本に出合うと、この本を売りたいと思う』という話を聞いた。現役書店員の中にも推したい本があってもさまざまな理由でかなわない人が少なからずいることを知り、思う存分本を売ってもらえる場をつくりたい思い、現役・元書店員による対面販売を企画した」と話す。

 出店する書店員名(ニックネームも可)と選書テーマ、コメントをホームページに掲載している。「書店員が読者に直接、本の魅力を伝え、コミュニケーションを楽しみながら本を手渡すことで、『本って面白いよ、書店員って楽しいよ』ということが来場者や日々頑張っている書店員に改めて感じていただけたら。いろんな本との出合いが生まれ、読んで面白かったらお近くの書店にも足を運んでいただきたい」と呼びかける。

 当日は、千種区にある「スタジオマノマノ」で展開してるイベント「おいしいにちよう市」が出張出店。カレー、煮込み料理、ホットドッグ、ワッフルなどを販売するブースや弁当販売を行う。出店、商品の内容は日替わり。

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