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名駅に土産店「名鉄商店」 愛知・岐阜の事業者と開発したオリジナル商品

自身が開発を担当した飛騨牛と名古屋コーチンのドライソーセージ「飛騨牛と名古屋コーチンの初めての共同作業。」を手にする「名鉄商店」店長の棚橋省午さん

自身が開発を担当した飛騨牛と名古屋コーチンのドライソーセージ「飛騨牛と名古屋コーチンの初めての共同作業。」を手にする「名鉄商店」店長の棚橋省午さん

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 愛知と岐阜の事業者とコラボレーションして開発したオリジナル商品を販売する土産店「名鉄商店」が12月1日、「名鉄百貨店本店メンズ館」(名古屋市中村区名駅1)1階にオープンする。経営は「名鉄生活創研」(名駅1)。

名鉄百貨店本店メンズ館」1階にオープンする土産店「名鉄商店」店内の様子

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 店舗面積は約80坪。和洋菓子、スナック菓子、つまみ、調味料、飲み物、酒など約70点の食品の同店限定商品を販売する。協業した事業者は60~65程度。全品がここでしか購入できない商品だという。店舗内の什器(じゅうき)や天井・壁面を素材や色で左右に分け、老舗企業と新興企業に分けて陳列する。

 商品コンセプトに据えた「うれしいを、アゲる」には、土産を渡す人・受け取る人の気持ちを上げることや、協力事業者が同プロジェクトに参加してよかったと思う気持ち、中部地区を盛り上げたいという思いを込めた。

 飛騨牛と名古屋コーチンのドライソーセージ「飛騨牛と名古屋コーチンの初めての共同作業。」(1,200円)、山本屋総本家の店で使うものと同じ鍋やれんげが付く「お家でみそ煮込うどん」(8,000円、山本屋総本家)、愛知・岐阜の県花や県鳥をイメージして作ったバターサンド「花鳥風月」(3,400円、積奏)、愛知、岐阜の酒蔵とコラボしたポケットサイズの日本酒パック(740円~)など。

 名鉄百貨店のシンボル「ナナちゃん人形」をかたどった味違いの7色を展開するくずアイス「FROZEN NANA CHAN」(1個500円)、名鉄タクシーのあんどんをモチーフにした赤、黄、黒を展開する和菓子「名タク行燈(あんどん)」(400円、小ざくらや一清)、名鉄電車 パノラマsuperを模したパッケージに犬山産米粉のバウムクーヘンが入る「PANORAMA BAUM」(2,800円、ココトモファーム)、赤い名鉄電車を連想させる赤い色をしたビール「上小田井駅から徒歩15分」(680円、Y.MARKET BREWING)といった「名鉄」らしい商品も並ぶ。

 事業者同士を引き合わせた新商品も開発。「岐阜タンメン」「あられの匠(たくみ)白木」のコラボでニンニクを利かせた「岐阜タンメンあられ」(袋=520円、おかもち=2,160円)、「坂角総本舖」「星が丘製麺所」のコラボで「坂角のゆかり」をトッピングとして添える「えびだしきしめん」(2,160円)、うなぎ割烹(かっぽう)料理店「みかわ三水亭」と茶専門店「妙香園」の「香る うなぎ茶漬け」(4,800円)など。

 グループ会社を含む社内コンペから生まれた同プロジェクト。名鉄生活創研の足立洋平社長は「地元事業者の調査から、パワーあふれる若手社員のプロジェクトチームが進めてきた。店舗前の通りは大学生、専門学校生の通行も多い。Z世代に喜んでもらえるような店なのでぜひSNSでも発信してほしい。インバウンド(来日客)需要も期待する」と話す。

 店長を務める棚橋省午さんは「オリジナルで数量限定商品もあるため、今、ここでしかない商品が並ぶ。話のネタになるようなストーリーのある商品ばかり。もっと気軽に物を贈り合う文化が広がれば」と話す。

 備え付けの商品カードに記載のQRコードからアクセスするホームページに商品や事業者の説明を掲載するほか、「お土産コンシェルジュ」と呼ぶ同店スタッフが開発経緯など商品にまつわる物語を案内する。「価値を感じて購入してほしい」と棚橋店長。

 営業時間は10時~20時。

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