「飲んだら乗れん」-西署、飲酒運転対策で名古屋弁のれんを作製

西警察署が作製した「飲んだら乗れん」のれんの試作品

西警察署が作製した「飲んだら乗れん」のれんの試作品

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 西警察署(名古屋市西区天神山町3)交通課は、12月から始まる「交通安全県民運動」に備え、一般向けに飲酒運転根絶をPRする「のれん」を作製した。

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 同品には、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」という交通標語に合わせ「飲んだら乗れん」と書かれており、アイデアを思いついた同署の流(ながれ)交通課長は「『飲んだらもう車には乗れない』というパロディーで、酒に縁が深い『のれん』と名古屋弁の『乗れーせん』とを組み合わせたものを思いついた」と話している。

 同署では、試作品として茶色生地に白文字のもの2枚と、パトカーなどが描かれた生地に赤文字のもの1枚を作製。のれんは、同署の石巻巡査部長が1日かけて手づくりで縫い上げ、「飲んだら乗れん」などの文字は、女性書道作家の一ノ瀬芳翠(ほうすい)さんに依頼した。今後は、試作品をもとに100枚程度プリントし、12月から始まる「年末の交通安全県民運動」の啓発品として西区周辺の飲食店や一般家庭向けに配布する予定だという。

 同署では、「夏の交通安全県民運動」でも、麦茶パックに交通安全を呼びかける文字をプリントして配布するキャンペーンを実施するなど、交通事故防止に向けた積極的な活動を行っている。流交通課長は「今後年末にかけて飲酒運転による重大事故が発生する恐れがあるので、外でも家庭でも『飲んだらもう車には乗れーせん』という意識を持ってほしい。西区の円頓寺商店街と協力した飲酒運転根絶キャンペーンや、『飲んだら乗れーせんべい」などの啓発品を作製してPRするアイデアも検討している」と話している。

愛知県警察西警察署

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