新規参入の葬儀会社、自社初の会館をオープン-明瞭な料金で差別化図る

「セレモニーホール ニッセレ本陣」 葬儀式場

「セレモニーホール ニッセレ本陣」 葬儀式場

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 昨年1月に葬儀業界に新規参入した日本セレモニー(名古屋市中村区本陣通4)は3月22日、初の自社会館「セレモニーホール ニッセレ本陣」(中村区本陣通4)をオープンした。

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 同社はこれまで、提携ホール、寺院ホールを借りて葬儀を行っていたが、今回初めて自社の会館を持った。葬儀業界では、自社の会館を持たないことには存続することが難しいため、自社会館の開設に踏み切ったという。

 同会館の外観は、全体に薄茶色を基調とし、内観ともに和風をイメージしたデザインとなっている。「暖かみのある雰囲気で、ここで葬儀をあげたいと思われるようなデザインにした」(同社・瀬尾保雄社長)という。

 現在、葬儀業界は葬儀料金が明確になっておらず、こうした不明瞭な価格に疑問を持った同社では、料金を明確化した。主な料金は、「総額パック68」(68万円)、「総額パック88」(88万円)、「総額パッック108」(108万円)など。

 同会館では今後新たな試みとして、人形の供養祭、会員特典のバス旅行、同会館の駐車場を使った子ども向け納涼祭りなど、月に1度イベントの開催を予定している。瀬尾保雄社長は「イベントを開催したり、近所で開催される催し物にも積極的に参加をすることによって、直接営業回りをするのではなく、地道に人と人とのつながりを作っていくことで、集客に反映させていきたい」と話す。

 同社は今後、年内に1店舗、3年以内に5店舗の展開を目標に据える。

「『葬儀は究極のサービス業』-葬儀業界の矛盾を正した『ティア』の方針」(名駅経済新聞)日本セレモニー

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