名古屋の下町に炉端焼き店-地元出身のオーナーが地域密着店目指す

店内カウンター席の様子

店内カウンター席の様子

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 地下鉄東山線中村公園駅近くに5月12日、炉端焼き店「炉端天国 門福」(名古屋市中村区砂田町1、TEL 052-412-0292)がオープンした。

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 オーナーの長谷川さんは地元・中村区の出身。同店が位置する地域は、名古屋の下町で昔から住んでいる人も多い。オープンを決めたきっかけは、「子どものころ、親と一緒に週末よく行っていた炉端焼き屋が、とても活気があって今でも思い出に残っている。店と人と仲良くなったり、出会いがあったりにぎやかな店を、地元で復活させたかった」という。

 店舗面積は約52坪。カウンター=10席、テーブル席=10席、掘りごたつ席=18席、座敷(48人)を設ける。コンセプトは「懐かしくも新しい感じ」。店内は、入口付近にかまど、かめなどを置き、天井からは、ひょうたん、かごなどをつるし昭和な雰囲気を演出。「昭和を知っている世代は昔を懐かしみ、若い世代は古いけど知らない世界に新しさを感じてもらえたら」と長谷川さん。

 炉端焼きは、「生干しエイヒレ」(560円)、「肉厚ほっけ」(680円)、「金目鯛」(880円)、「大しいたけ」(460円)、「牛タン朴葉味噌焼き」(740円)など約30種。そのほか「たこわさ」(380円)、「出し巻き玉子」(520円)、「豚キムチ」(580円)、「なんこつ唐揚げ」(480円)などそろえる。「定番メニューには、定番になる理由がある。シンプルにみんながおいしいと思っているものを提供したい」。

 ドリンクメニューは、ビール、焼酎、日本酒、カクテル、サワーなど約80種用意する。中でも「おすすめ」が「名物やかんビール」(1,200円)。ビールを注いだアルミのやかんが、氷を入れた金ダライで冷やされ出てくる。「見た目のインパクトとピッチャー代わりになるので、人気メニュー」とも。

 ターゲットは地元の人。オープン以降、近所の高齢者、若者、飲食店の人などさまざまな人たちでにぎわいを見せている。長谷川さんは「地域の人たちにとって使い勝手のいい、『結局、あそこに行っちゃうんだよな』と言ってもらえるような地元密着型の店を目指したい」と意気込みをみせる。

 営業時間は、月曜~木曜・日曜=17時~翌1時、金曜・土曜・祝前日=17時~翌3時。

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