カラー段ボールを使った作品展-会社社長が初の個展

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 ノリタケの森ギャラリー(則武新町3、TEL 052-562-9811)は6月20日より、「和田典之ワンダーアートことば絵展」を開催している。

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 航空機部品用金型製造会社などの経営を手掛ける和田典之さんは、仕事の合間に趣味で制作していたリップルボード(段ボール状のカラーボード)を使用したアート作品が知人などに好評で、ギャラリー側の依頼により初の個展が実現した。

 コンセプトは「大人の絵本」で、2~5色の色と丸や四角など最低限の図形の組み合わせで構成されたアート作品と、和田さんが作品ごとに感じた言葉と共に展示する「絵本」のような作風になっているのが特徴。作品は「童話」「歌謡曲」「宇宙」「社会」「IT」など15のカテゴリーで構成され、カテゴリー「社会」の中の1作品「少子化」には、「日本の女性が一生に出産する子供の数は2006年5月の時点で1.25人だそうです。この分だと1.0を下回るのも時間の問題では。もし1.0を下回ってしまった時は男性が出産する事も真剣に考えるべきである」という言葉が添えられている。

 出展数は約80点で、全ての作品をCADでデザインした後ボードを切り抜き、1日中かけて制作した作品もあるという。作品について和田さんは、「見る角度によって表情を変えるリップルボードのように、人生も見方を変えれば楽しくなる。子どもの頃わくわくしながら絵本を読んだように、大人になって忘れていった気持ちを思い出してもらえるような絵本風の作品を作りたかった。物が溢れ複雑な時代だからこそ、作品はシンプルなものにしたかった」と話している。

 時間は、10時~18時、最終日は16時まで。入場無料。25日まで。

ノリタケの森ギャラリー

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