堀川沿い広場で野外結婚式「青空ウエディング」 「なやばし夜イチ」とコラボ

これまでに行われた「青空ウエディング」(写真提供:青空ウエディング実行委員会)

これまでに行われた「青空ウエディング」(写真提供:青空ウエディング実行委員会)

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 野外結婚式「青空ウエディング」が現在、名古屋の運河「堀川」沿いで定期的に開かれている「なやばし夜イチ」で結婚式を挙げるカップルを募集している。現在募集しているのは、4月22日の夜、4月23日の昼・夜の3パターン。会場は錦橋の南西にある広場。

これまでに行われた「青空ウエディング」

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 青空ウエディングを企画・運営する舟橋謙一さんは、移動販売車業をなりわいにしている。舟橋さんのもとに結婚を予定しているカップルから、野外ウエディングの相談がよく入っていたが、しばらくするとカップルのトーンが下がり実施できなかったという。面白い話にノリノリだったが、実現しなかったカップルの事情を聞くと「天候の心配」と「親族の反対」だった。特に天候を理由に聞かされると「移動販売車が雨など天候の心配をしていたら、やっていられない」と心に火が付き、「もし自分が結婚する時期が来て誰も野外ウエディングを行っていなければ、世の中のやりたい方のためにも私が絶対やってみせる」と心に決めたという。

 実際にモリコロパークで自身の野外ウエディングを実行。当初は会場からの返事がなかなかもらえず1年かかったという。その後、新たなカップルがモリコロパークで、次いで鶴舞公園で結婚式を行った。

 青空ウエディングの魅力について、「たくさんあるが一番は自由」と舟橋さん。ある程度のスケジュールは作るが、「延長したり、予定通りいかなかったり…、そんなことも含めて自由で楽しめる方のための結婚式」。「野外」であることも魅力の一つだという。「通常の結婚式でも、ほとんどの記念写真に野外のものが使われているし、天候が心配でも海外や沖縄では野外で結婚式をする。魅力は知っているし、やりたいはず」。実際に行うと暑い、寒いと大変なこともあるが、「この自然の魅力でさえ使えるのは当店だけ。山や海の趣味で出会った2人、キャンプ場でみんなで泊まりながらゆったりとした結婚式など、新郎新婦の人生を投影できる魅力がたくさんありそう」とも。

 子連れでも参加しやすいのもメリット。呼びたいが会費を請求しづらいという問題に対し、飲食を含まない最低限の会費に設定し、移動販売車などで好きなように食べ物を購入する方法なども提案しているという。利用したカップルや参加者からは、「子連れの友達を誘いやすい」「招待状を送る人を悩まなくていい」「参列者の参加費が少なくていい」「時間がゆったり使える」などの声が寄せられているという。

 4回目になる「なやばし夜イチ」とのコラボ企画は、舟橋さんが「なやばし夜イチ」を気に入っていることと、「夜イチ」の主催者の1人が「青空ウエディング」ボランティアの一員になったことが背景にある。

 これまでの「青空ウエディング」は昼間に開いていたが、今回は夕方から夜に掛けて開催する回を設ける。「夜の雰囲気を楽しみながらの企画が望ましい。(名付けるなら)星空ウエディングかな」と舟橋さん。「名古屋駅・栄からも会場が近いので結婚式後の二次会会場としても最適」とも。当日は「なやばし夜イチ」も通常開催しているため、いつも通り利用客がいる。

 どのような結婚式にするかは利用者の要望によって作られる。「今回のように主催者と一緒または、その中に入れていただいての開催は初めて」。希望の企画によっては、青空ウエディングのほか、なやばし夜イチのノウハウや人脈を生かすこともできるという。

 申し込みや問い合わせは青空ウエディング実行委員会まで。

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