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名古屋の企業が「ホウレンソウ カレンダー」 報告・連絡・相談の意識付けに

ホウレンソウの姿をした「ホウレンソウ カレンダー」

ホウレンソウの姿をした「ホウレンソウ カレンダー」

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 印刷物やノベルティーグッズのネット通販事業を展開するアイカム(名古屋市西区名西2)は4月1日、みずみずしいホウレンソウの姿をした「ホウレンソウ カレンダー」を企業向けに発売した。

「ホウレンソウ カレンダー」を広げた様子

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 これまでは主に他社からの受注製作を行ってきた同社。最近では自社商品の開発も始め、同商品が第1弾になるという。

 厚生労働省によると新卒社員3年以内の平均離職率は3人に1人で、「思っていた仕事と違った」「給料が低かった」「会社の環境に慣れなかった」「職場の人間関係がつらい」というネガティブな離職理由がある。そうした背景から、「新社会人として、まずは『ホウ・レン・ソウ』(報告・連絡・相談)がうまくできるようになれば、状況を変えられるかもしれない」(同社)という考えで、ダジャレを生かしたアイデアを考案。目に付きやすいカレンダーにすることで「上司に報告、連絡、相談しなくては」と自然に意識させる考え。

 「当社の理念にも掲げている『企業の活性化のお手伝い』に少しでも役に立てることができれば、という思いから開発した。実際に見ていただき、笑顔の伝播(でんぱ)、元気の伝播から企業の元気につながれば幸い」と同社の市川雅登社長。企業から新社会人に向け、研修の一環や入社記念品としての活用を期待する。

 2016年4月~2017年3月のカレンダーで、祝日はテントウ虫などが「お知らせ」する見た目になっている。印刷はリアリティーを追求し、写真は新鮮なホウレンソウに1枚ずつ霧吹きで水を吹き掛け撮影したという。「画像修正や葉の曲がり具合も調整しながら、リアルなホウレンソウを表現した」と市川社長。本物具合を追求するあまり、カレンダーの書き込み部分の機能は省略している。

 1枚の表裏に2カ月分を表示した6枚1セットで、価格は2,000円(税別)。生のホウレンソウが100グラムで20キロカロリーであることを掛け合わせた数字だという。サイズはタテ210ミリ、ヨコ185ミリ。企業向け限定販売で、販売は今月31日まで。受注は80セットからで今月30日まで。

 同社では今後の展開として、「水に流せるカレンダー」「マトリョーシカ風カレンダー」「マグネットメモ」「どこでもカレンダー」「大葉カレンダー」などを検討しているという。

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