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円頓寺商店街に「カブキカフェ ナゴヤ座」 地域飲食店とのコラボも

左から、名古屋山平太さん、名古屋山三郎さん、名古屋山之助さん

左から、名古屋山平太さん、名古屋山三郎さん、名古屋山之助さん

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 円頓寺商店街に4月29日、「カブキカフェ ナゴヤ座」(名古屋市西区那古野1)がオープンする。現在、稽古や準備が大詰めを迎えている。

ポーズを決める「名古屋山三郎一座」

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 飲食しながらカブキエンターテインメント「ナゴヤ歌舞伎」を楽しめる同店。席数は40席。専属の「名古屋山三郎一座」が繰り広げるオリジナルの物語は、「派手でドキドキ、ワクワクするものに仕上がってきている」と、運営を手掛けるホタルギグ(天白区)の古川博さん。脚本・演出は日本舞踊西川流四世家元の西川千雅(かずまさ)さんが担う。初日~5月8日(5月2日は休業)は、「OPEN WEEK KOKERA」を行う。

 オープンを前に古川さんは「不安です…(笑)」と言いながらも「円頓寺に作って良かったと日々感じている」と話す。準備で毎日のように同商店街を訪れ、近隣店舗の人や住人など、いろいろな人とコミュニケーションを図っているという。「円頓寺では日本の文化のような地域のつながりを感じている。ナゴヤ座もそこに入らせていただいた。ナゴヤ座の役割も見えてきた」

 名古屋山三郎さんは「やるしかない。見て楽しんでいただくかはお客さまに任せる。舞台なので1カ月後には雰囲気など変わっているかもしれない。この活動を知ってもらうため、外にも出てPRしていきたい」。名古屋山之助さんは「ワクワク、ドキドキしている。2年前に円頓寺で芝居をする機会があったが、まさか今こうなっているとは。あらためて円頓寺を見てみるとこだわりを持った店が多いことに気付いた。円頓寺のいろいろな店にも訪れてほしい」。名古屋山平太さんは「オープンして1カ月ほどはお客さんが来てくれると思うが、それ以降をどう乗り越えるか。10年、20年とやっていきたい。若い人にも見てもらいたく、ナゴヤ座に限らず『自分でもやってみたい』という人を増やしたい」。

 地域を盛り上げることも目標に据え、地域連携した企画を実施。第1弾は近くにある「喫茶、食堂、民宿。西アサヒ」(那古野1)とコラボした食事付きプランを企画。「西アサヒ」の看板メニュー「たまごサンド」と焼き菓子の食事チケット(公演当日の西アサヒ営業時間内に店内で利用可能)と、名古屋山三郎一座直筆サイン入りのポストカード、入場チケット(ワンドリンク付き)をセットにする。1公演限定10席で4,200円(別途、チケット予約システム手数料300円が必要)。通常営業を始める5月13日から6月末までの期間限定プランで、「ナゴヤ座」のホームページで5月分の予約販売を始めている。

 現在、「西アサヒ」宿泊付きプランも企画中だという。海外からの利用客が多い「西アサヒ」。「ぜひ外国の方にもナゴヤカブキを見ていただきたい」。加えて、「商店街の飲食店と連携しテークアウトメニューの持ち込みができるようにすることも計画中。今後もいろいろな所と連携し、商店街の皆さんと一緒に地域を盛り上げられたら」(古川さん)と意気込む。

 オープンウイークの上演は、昼の部(11時45分オープン、13時~15時)と、夜の部(17時45分オープン、19時~21時)の1日2公演。5月13日以降は通常営業となり、金曜・土曜・日曜のみ営業。昼の部と金曜の夜の部はオープニングウイークと同じ時間構成で、土曜・日曜の夜の部は16時45分にオープンする。

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