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名駅・柳橋中央市場内に長浜ラーメン店-福岡の名店の味にほれ込み出店

「長浜ラーメン」を笑顔で差し出す店長の柴田隆三さん

「長浜ラーメン」を笑顔で差し出す店長の柴田隆三さん

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 柳橋中央市場内に10月4日、長浜ラーメン店「元祖 まるしば屋」(名古屋市中村区名駅4)がオープンした。

個性的な風味が魅力の長浜ラーメン

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 「学生時代に旅行で訪れた福岡の長浜ラーメン店の味にはまったことがきっかけ」と、同店を運営する「メイファン」(天白区)社長の柴田裕二郎さん。社会人になっても出張などで福岡に行くたびに店に通い続けた。ほれ込んだ店は地元で有名な老舗。「どの豚骨ラーメンにも似ていない、個性的な風味が魅力」という味を「名古屋でも食べたい」との思いから、出店を掛けあったが断られ、「さらに、修業させてほしいという願いも届かなかった(笑)」と振り返る。「であれば、自分で店を作ろう」と思い立ち、起業した。

 飲食業界の経験もない素人だった柴田さん。味の研究をするための調理場も作り、ほれ込んだ店に通い続け話の中で材料のヒントをもらうなど、約2年の月日を費やし満足の行く味にたどり着いたという。「同じ材料でも同じ味は出ない。手探りで味を作り出した」。「長浜ラーメンは福岡の中央卸市場の周りにある屋台が発祥の地。出店するなら名古屋の台所で食の中心地である柳橋中央市場に出したいと思った」とも。

 店舗面積は約20坪。席数は32席で8人掛け4卓を用意。「8人掛けの広めのテーブルで気兼ねなく相席できる、長浜スタイル」

 「長浜ラーメン」(500円)は、「こってりしていないあっさりしたスープ」と柴田さんの弟で店長の隆三さん。麺の湯で具合は「生・かた・普通・やわ」の4つから選ぶ。「替え玉」とトッピングの「替え肉」(以上100円)を用意するほか、客席にはしょうゆベースの「ラーメンのタレ」を置き好みの味に調節もできる。替え玉で別の味を楽しめる「カレー粉」も用意。サイドメニューは、肉と野菜の味をそのまま生かしたという「ギョーザ」(300円)で、ハーフサイズは150円。

 市場が最も活気のある時間から近隣のワーカーのランチ利用も見据え、営業時間は5時~14時。12月からの予定で夜間営業にも乗り出し、「いずれは24時間営業を目指す」。定休日は休市に準ずる。問い合せは、店長の柴田さん(090-2576-7023)まで(店舗の固定電話は準備中)。

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