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石巻の子どもたちががれきでオブジェ作品-ノリタケの森で展覧会

昨年の展示の様子

昨年の展示の様子

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 ノリタケの森(名古屋市西区則武新町3)で2月10日、「ワタノハスマイル展」が始まる。

オブジェを作るワークショップも開催

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 「ワタノハスマイル」は、山形県出身の造形作家・犬飼ともさんが東日本大震災をきっかけに、宮城県石巻市渡波(ワタノハ)地区の子どもたちと、津波で被災し流れ着いたがれきを使ってオブジェを作るプロジェクト。

 小学校の校庭に流れ着いたというバケツやトレーなどの容器、郵便受け、おもちゃのブロック、鍋、炊飯器の釜、トロ箱、木材などを子どもたちが自由に組み合わせ、「ユニークで楽しい」オブジェに仕上げた。同展では約100点を展示する。「新しい命が吹き込まれたがれきのオブジェには、たくさんの笑顔と子どもたちのたくましい想像力が詰まっている」と犬飼さん。

 2月11日には、犬飼さんによるギャラリートーク「子ども達の想像力、震災後の経験から今思うこと 」を開催。13時~14時。参加無料。14日・15日には、犬飼さんが講師となりワークショップ「海辺に落ちていたモノでオブジェを作ろう」も開く。プラスチックや木材など、用意された漂着物を使い自由にオブジェを作ることができる。13時30分~。各日10組。対象は小学生とその保護者。

 「東日本大震災から間もなく4年。震災の記憶を風化させないためにも多くの方々にこの作品展をご覧いただければ」(ノリタケの森の中井さん)。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月15日まで。

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