高校「映画甲子園」受賞作を上映-シネマスコーレ

名古屋大学教育学部付属高等学校、映像演劇サークル制作の作品「扉の向こう」

名古屋大学教育学部付属高等学校、映像演劇サークル制作の作品「扉の向こう」

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 名駅の映画館シネマスコーレ(中村区椿町8、TEL 052-452-6036)は9月9日から、第1回高校生映画コンクール「映画甲子園2006」受賞作品を上映している。

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 「映画甲子園2006」とは、映画甲子園実行委員会らにより今年初めて企画されたもので、2月から5月にかけて全国の高校生を対象に個人や団体などで制作した映像作品を募集し、映画関係者や一般からの審査で優秀作品を決定するもの。応募した全78校のうち32作品が一次審査を通過、11作品が優秀作品に選ばれた。

 同館では、優秀作品のうち「特別協賛社賞・中央出版株式会社賞」を受賞した名古屋大学教育学部付属高等学校、映像演劇サークル制作の作品「扉の向こう」をはじめ、最優秀作品賞受賞作品など9本を上映する。「扉の向こう」上映日の9月9日には、同校映像演劇サークルのメンバー14人による舞台挨拶が行われ、座席数51席を超える54人が会場を訪れた。

 同作は、親友を亡くして以来保健室登校を続ける主人公が、迷い込んだ寺で世界の創造者からある任務をまかされたことで亡くなった親友との絆を取り戻し成長していくというストーリーで、脚本構想に約3カ月、撮影期間に約3カ月半を費やした。脚本、劇中の音楽などは、全てサークルのメンバーがオリジナルで制作したという。

 監督・脚本・編集・撮影を担当した同校3年の横山さんは、「賞を受賞した時は驚いた。自分が今までやってきたことの集大成となる作品が出来たので、とても満足している」と話し、また「作品で一番伝えたかったのは、『友達は死んでも友達だ』ということ。失ってみないとわからないものの大切さを感じてほしい」と語った。

 会場を訪れた女性客は作品上映後、「身近な人を亡くした後だったので、テーマにとても共感し、感動した」と涙ぐみながら話していた。

 チケットは当日券のみで500円、毎日1~3作品を上映する。同15日まで。

シネマスコーレ映画甲子園2006

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