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名駅の老舗のり店、栄のマーケットイベントに出店

坂井海苔店取締役の坂井宏さん

坂井海苔店取締役の坂井宏さん

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 名駅にある老舗「坂井海苔(のり)店」(名古屋市中村区名駅5)が10月17日・18日、名古屋テレビ塔(中区錦3)下と北に広がる久屋大通公園で開催されるマーケットイベント「SOCIAL TOWER MARKET(ソーシャルタワーマーケット)」に出店する。

マーケットで販売する「茶漬けの素」と「おたすけnori」

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 1920(大正9)年創業の同店。本社を海部郡に置き、1953(昭和28)年には名古屋に営業所を新設。その2年後に名駅前の柳橋中央市場に出店した。のりや乾物の卸のほか、一般家庭の食卓でも使いやすい商品の開発を行う。9月には、NPO法人大ナゴヤ大学から派生した「食ゼミ」とコラボし、同店の本社や工場を会場に一般に向け乾物やだしについて学ぶ「授業」も開催。「老舗でありつつ、のりを身近に感じてほしいという思いは社員全員の思い。のり・乾物を手軽に楽しんでもらいたいと思ったのがきっかけで授業ができて楽しかった」と5代目の後継者予定で同社取締役の坂井宏さん。

 同マーケットでは、作家作品、生活雑貨、ファッションアイテム、植物などを販売する物販と、洋食、総菜、おにぎり、腸詰め専門店、コーヒーなどのフードブースが出店するほか、ステージでは音楽ライブを開催。今年で4回目となり、毎回20~30代の若い層を中心に、家族連れなど幅広く訪れる。同店は2回目の参加で、坂井さんは「空の下、人が集まる社交場で直接お客さんとやり取りができて反応が分かるので、今からすごく楽しみ」と話す。

 昨年も「好評だった」という、だし用の乾物(本節削り粉と昆布粉)が入った「乾物だし茶漬けの素」と、つまみや料理へのトッピングとして使える「おたすけnori」(以上237円)をメーンに販売する。乾物だし茶漬けの素は「普段、お茶漬けは食べているけど、顆粒(かりゅう)のだしの素が入っているので飽きてしまう。飽きないように自然素材で作りたかった」と開発した商品。「開発段階から味を何回も確かめながら、だしの濃度や量の調整が難しかった」と明かす。

 開催時間は10時~16時30分。

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