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名古屋で「中川運河」舞台のアート企画 水上インスタレーション、移動劇場も

「松重閘門」を舞台にした映像インスタレーション×サウンドパフォーマンス(イメージ図)

「松重閘門」を舞台にした映像インスタレーション×サウンドパフォーマンス(イメージ図)

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 名古屋都市センターが2月11日、「中川運河」を舞台にした文化事業「ARToC10(アートックテン)」の2016年度助成対象企画案を発表した。

移動式テント劇場「月灯りの移動劇場」(イメージ)

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 うるおいや憩い、にぎわいをもたらす運河へと再生するため、2012年に名古屋市と名古屋港管理組合が策定した「中川運河再生計画」を踏まえ、現代アートの手法を取り入れて中川運河「にぎわいゾーン」の魅力向上につながるイベントを展開する同事業。助成金は、「リンナイ」(名古屋市中川区福住町2)からの寄付を活用する。

 名古屋都市センターで同日、選考会を開き、3企画を決定した。一つ目は、中川運河で唯一屋上から運河を見渡せる空き物件を活用し、2014年に開設したアート空間で現在展開中の「リミコライン・アートプロジェクト」。アートを通じ「中川運河の気づき」を共有し、人のつながりや運河の環境を整えていくことを目的にし、ワークショップやオープンスタジオを展開する。

 二つ目は、かつて中川運河と堀川を結び、今では名古屋市の都市景観重要建築物に指定されている「松重閘門(まつしげこうもん)」を舞台にした映像インスタレーション×サウンドパフォーマンス「航跡図-artery of sound」。運河の近隣に住む子どもたちと一緒に150艘(そう)の白い「艀(はしけ)」を作って運河に浮かべる「水上インスタレーション×ワークショップ」も開く。

 三つ目は、運河沿いの空き地や駐車場を会場に設けた移動式テント劇場「月灯りの移動劇場」。中川運河での思い出を題材にしたミニダンスパフォーマンスや、木のおもちゃを使ったストップモーションムービーの作成・上映を行うほか、参加者が作った木のおもちゃで未来の中川運河を作り、その影絵の中で踊るワークショップなどを開く。

 企画は4月~来年2月頃に行う予定。

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