見る・遊ぶ 暮らす・働く

円頓寺商店街に「カブキカフェ ナゴヤ座」 マップ配布など地域連携企画も

「カブキカフェ ナゴヤ座」を手掛けるホタルギグの古川博さん(左)と名古屋山三郎役を務める青山博信さん(右)

「カブキカフェ ナゴヤ座」を手掛けるホタルギグの古川博さん(左)と名古屋山三郎役を務める青山博信さん(右)

  • 0

  •  

 円頓寺商店街に4月29日、「カブキエンターテインメント」を飲食しながら見られるカフェ「カブキカフェ ナゴヤ座」(名古屋市西区那古野1)がオープンする。

「カブキカフェ ナゴヤ座」が入る那古野ハモニカ荘外観

[広告]

 場所は、飲食店「麒麟(きりん)亭」をリノベーションして造った、商業施設「那古野ハモニカ荘」の2階。店舗面積は25坪。畳を敷いた席にドリンクと食事を置くことができる「お膳」を付けた座敷席と3人掛けのベンチ席、VIP席として中2階部分にエリア席を設置する予定。全43席(予定)。

 手掛けるのは、舞台のプランニングや舞台照明のほか、コンサートや演劇イベントなどを企画、実施するホタルギグ(天白区)の古川博さん。

 同店のために「名古屋山三郎(さんざぶろう)一座」を立ち上げ、主に神話をもとにしたオリジナルの物語を上演。実在の人物で安土桃山時代の武将「名古屋山三郎」と、新たに設定した名古屋山之助(さんのすけ)と、名古屋山平太(さんぺいた)がメーンキャストの同一座。ステージには物語に登場するヤマタノオロチの舞台美術を設置し、作品を盛り上げる。休憩時間を挟んだ2部構成。

 「商店街との連携企画も進行中」と古川さん。来店者には商店街のマップを配布し、かいわいを散策できるほか、開場から開演時間の間に役者が街案内をする企画も思案中。食事は商店街と連携したメニューを予定しており、「『ナゴヤ座弁当』のようなものが作れたら」とも。

 4月29日~5月8日(5月2日は休業)はオープニングウイークとし、上演は、昼の部(11時45分オープン、13時スタート(第1部開始)、15時まで)と、夜の部(17時45分オープン、19時スタート(第1部開始)、21時まで)の1日2公演。この期間は入店券にトートバッグ、缶バッジ、ポスターなどの特典を付け、オープン記念パックとして5,000円(ワンドリンク付き)で販売予定。

 5月13日以降は通常営業を開始し、営業は金曜・土曜・日曜のみ。昼の部と金曜の夜の部は、オープニングウイークと同じ時間構成で、土曜・日曜の夜の部は16時45分からオープン。入店料は3,200円(予定、ワンドリンク付き)。

 4月2日・3日はPRのために、出演者の出迎えや口上、トークショー、サイン会などを行うイベントを開催。開催時間は昼の部=13時~15時、夜の部=17時~19時。入場無料でドリンク(1杯500円)を販売する。

 かつて演劇場や映画館があったこのエリア。「お芝居の火を、『カブキカフェ ナゴヤ座』でできる新たなスタイルで、もう一度ともしたい」と古川さん。名古屋山三郎役を務める青山博信さんは「商店街の方々と力を合わせて盛り上げて行きたい。市外、県外、外国からも見にきてほしい。若い人も年配の方も誰が見ても楽しめるカブキエンターテインメントを作って行きたい」と意気込む。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース