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円頓寺商店街で「秋のパリ祭」 パリ最古のアーケードをテーマに開催

昨年の「秋のパリ祭」の様子

昨年の「秋のパリ祭」の様子

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 円頓寺商店街(名古屋市那古野1)で11月12日・13日、「円頓寺 秋のパリ祭2016」が開催される。

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 パリやフランスにちなんだ雑貨などの物販、飲食のブースが出店する同祭。同商店街に店を構えるスペインバル「バル ドゥフィ」などを経営する水野俊之さんを筆頭に、同じく同商店街の店主など「パリ好き」が集まり企画。今年で4回目。昨年は約3万人を動員した。

 今年は約65ブースが登場。名古屋のビストロ「サラマンジェ ドゥ カジノ」(中村区)、名古屋の老舗そば店で修業中の若手で結成されたグループがイベント限定で販売するガレット、円頓寺エリアの四間道にあるフランス料理店「四間道レストランMATSUURA」(西区那古野1)の松浦シェフが手掛けるテリーヌ、創業者であるフランスのパン職人の味を受け継ぐ「ブランパン」(天白区)など、名古屋の人気店が出店する。

 物販では、ある北欧デザインのオリジナル家具ブランド「ノルテ」(守山区)はパリの蚤(のみ)の市をイメージし、家具、生花、雑貨などを販売。名古屋市営地下鉄・丸の内駅近くにある生花店「フラワーショップクロリス」(中区)など。金山総合駅近くのアコーディオン販売、修理、教室などを行う「モンテ アコーディオン」(熱田区)によるレッスン、試奏も。商店街の既存店も参加し、パリ、フランスをテーマに限定メニューや企画を用意する店もある。

 昨年4月、フランス・パリ最古のアーケード商店街「パッサージュ・デ・パノラマ」と姉妹提携した同商店街振興組合。今年は同祭のテーマに「パッサージュ・デ・パノラマ」を据え、映像やパンフレット、情報誌などを使い魅力をPRするブースを設ける。

 「パリの街角で出会うような」音楽の路上ライブをアーケード内の各所で開催。出演者は、アコーディオン、チェロ、ギターでアンサンブルを組む京都の楽団「ザッハトルテ」、名古屋で活動するシャンソンドゥオ高橋実花さん(歌)と大橋純さん(ギター)など。同商店街にある「喫茶、食堂、民宿。西アサヒ」ではDJによるフランスにちなんだ音楽と映像を楽しめる。入店は飲食の利用が必要。

 4回目の開催について、水野さんは「夏の『七夕まつり』、秋の『パリ祭』で円頓寺の二大イベントになれたのでは。集客数や話題性を見ると随分大きくなった」と振り返る。「もともと継続して街の発展にすることを基本にしているので、円頓寺の店、暮らす人、近くの街など、みんな盛り上がってほしい。今回のイベントに収まらず、いつか名古屋の観光にもつながれば」とも。

 開催時間は11時~18時。

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