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名古屋で映画「たたら侍」舞台あいさつ 劇団EXILE青柳さんら来名

来名した青柳翔さん(左)と橋爪遼さん

来名した青柳翔さん(左)と橋爪遼さん

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 名駅の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」(名古屋市中区名駅4)、「109シネマズ名古屋」(中村区平池町4)ほかで5月21日、公開中の映画「たたら侍」の舞台あいさつが行われ、出演の「劇団EXILE」青柳翔さんと橋爪遼さんが登壇した。

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 同映画は戦国時代末期の出雲を舞台にした時代劇。唯一無二の鉄「玉鋼(たまはがね)」を生み出す刀鍛冶の村の伝統を守ることを宿命付けられた青年・伍介(青柳さん)が、侍を目指して旅をしながら、成長していく姿を描く。EXILEのHIROさんがプロデュースを手掛け、AKIRAさん、「三代目 J Soul Brothers」の小林直己さんらが出演している。島根県出雲市出身の錦織良成監督が原作・脚本を担当し、メガホンを取った。

 来名した青柳さんらは、市内4館で計8回の舞台あいさつに登壇。109シネマズ名古屋で2人が登場すると、会場から大きな拍手が起こった。青柳さんは「今日はありがとうございます。いよいよ映画が公開し、名古屋で舞台あいさつができることがうれしい」とあいさつ。鍛冶大工の手子・熊吉を演じた橋爪さんは「映画が公開して、緊張感とほっとした気持ちがある」と笑顔を見せる。

 たたら村のオープンセットを山の中に作り、その中での撮影に取り組んだ2人。互いの印象について、橋爪さんは「僕の撮影初日は水浴びの場面で、初めましてと言って、すぐにふんどし姿になった。青柳さんや小林さんを見て、とても気合の入った撮影が始まると思った。接するたびに、皆さんから男気(おとこぎ)のようなものを感じた」と話す。青柳さんは「橋爪さんとのシーンで印象に残っているのは、火筒を撃つ場面。何発も打てるわけではないので、撮影には緊張感があった。橋爪さんの芝居に取り組む姿勢が、すてきだった」と振り返る。

 津川雅彦さん、笹野高史さんら実力派俳優も多く出演した本作。「大先輩の方々がいたおかげで、現場にはいい緊張感があった。一緒に映画を作ることができて、本当に勉強になった」と青柳さん。橋爪さんも「皆さんのたたずまいがナチュラルで、楽しみながらも現場に入るとピリッとする。切り替えの仕方がすごくて、いい経験をさせていただいた」と絶賛する。

 好きな場面を問われた青柳さんは「鋼を作っている場面は、火が神秘的に映っていて、すごく好きなシーン。鋼の技術者もスタッフも熱意があり、いい玉鋼を作りたいという思いと、いい映画にしたいという思いが交錯してできたシーンだった」と手応えを語る。橋爪さんは「青柳さん演じる伍介が大号泣するシーン。大人が大泣きする姿に、哀愁の中にも愛らしさが表れていて、ファンはたまらないだろうと思った」と話す。

 最後に2人は客席に座り、観客全員と記念撮影。青柳さんは「時代劇ではあるが、現代にも通ずるメッセージが込められた作品だと思っている。伍介の成長とともに、本当の強さとは何かを感じていただけたら」と呼び掛ける。橋爪さんは「青柳さんと一緒に登壇して、黄色い歓声を体験できて得した気分。SNSなどで、たくさん映画のことをつぶやいて、皆さんの思いを広めていただけたら」と話し、映画の成功を祈った。

 109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマほかで公開中。

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