名駅西に簡易宿泊施設「ファーストキャビン」 名古屋初出店

初導入の「プレミアムエコノミークラスキャビン」

初導入の「プレミアムエコノミークラスキャビン」

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 名古屋駅西側に9月1日、簡易宿泊施設「ファーストキャビンTKP名古屋駅」(名古屋市中村区則武1、TEL 052-459-0757)がオープンした。オーナー兼運営は、ホテル宴会場・貸会議室を手掛ける「ティーケーピー」(東京都新宿区)。

ファーストクラスキャビン

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 名古屋初出店の同施設は、飛行機のファーストクラスをイメージした「コンパクトでラグジュアリー」なデザインのキャビン(客室)が特徴。

 面積は約600坪。地下1階、地上5階建て。旧・河合塾校舎トライデントデザイン校で、TKPの貸会議室として運営していた建物を簡易宿泊型施設にコンバージョンした。同社で初めての試み。

 施設内にはセキュリティゲートを設ける2台のエレベーターで館内を男性、女性に完全分離する。全室に液晶テレビ、Wi-fiを備える。キャビンに鍵は設けず鍵付きセイフティーボックスを設置。キャリーケース置き場や無料で荷物を預けることができるフロント、バンケットとしても利用ができるラウンジ、大浴場などを備える。

 部屋数は199室(男性専用=128室、女性専用=71室)。部屋タイプは3種類。幅210センチで広さ4.4平方メートルの「ファーストクラスキャビン」、幅100センチで広さ2.5平方メートルの「ビジネスクラスキャビン」、ファーストキャビンとしても名古屋駅店が初導入となる「プレミアムエコノミークラスキャビン」を用意する。

 プレミアムエコノミークラスキャビンは、高さ1.4メートル、広さ2.5平方メートルの「キャビン」が2段積みで幅100センチのベッドで「通常のカプセルホテルより幅が20cm広くなっている」という。同キャビンは、社長の河野貴輝さんによる考案で、「宿泊できるキャパシティの確保や空間の有効活用」を目的としているという。

 料金は、ファーストクラス(宿泊=6,500円、ショートステイ=1時間・1,000円)、ビジネスクラス(同=5,500円、同=1時間・900円)、プレミアムエコノミークラス(同=4,500円、男性のみ)。ショートステイは2時間から利用できる。

 河野社長は「会議室は宿泊施設があると翌日の利用も見込めるため、稼動が2倍になる」とビジネス需要に期待を寄せる。

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