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円頓寺に「西アサヒ」別館とボルダリングジム併設の施設 来春オープンへ

「那古野ハウス(仮称)」店舗に改装される旧・サカエ堂の外観

「那古野ハウス(仮称)」店舗に改装される旧・サカエ堂の外観

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 円頓寺商店街に来春、喫茶・民宿「西アサヒ」の別館と、ボルダリングジム「BOULDERING HOUSE KNOT(ボルダリング ハウス ノット)」が併設した施設「那古野ハウス(仮称)」(名古屋市西区那古野1)がオープンする。

「那古野ハウス(仮称)」ができる円頓寺商店街の様子

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 「西アサヒ」近くの旧・サカエ堂を改装した店舗で、店舗面積は西アサヒ別館=1階66平方メートル、2階66平方メートル、ボルダリング=1~2階の吹き抜け164.2平方メートル。

 西アサヒ別館のスペースには、ベッド8台、個室3部屋のほか、ラウンジにはまきストーブやBBQグリルを設置し、宿泊者以外も利用できるメニューを準備予定。「西アサヒ」オーナーの田尾大介さんは「ストーブクッキングやBBQをしながら交流するスペース。人と文化をつなぐ場としてさらなる観光宿泊客を街に呼び込む」と話す。

 娘を那古野の幼稚園に通園させていたことから、なじみのある商店街だったという「ボルダリング ハウス ノット」店長の須澤智子さん。娘も含めボルダリング一家だという。当時は「寂しい商店街」と感じていたが、約4年名古屋を離れ戻ってきて、久しぶりに商店街を訪れた際に「魅力的なお店が増えており、名駅とは違った落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごせる。このエリアに私たちも加わりたいと思った」ことが出店のきっかけだという。「縁・結ぶ」という意味があり、クライミング用語でも頻繁に使われるという「KNOT(ノット)」を店名に付けた。

 ボルダリングは2020年東京オリンピックから、スポーツクライミングの1種目として正式採用され話題性がある一方、「一過性で終わってしまう可能性もないとはいえない」と須澤さん。「商店街という地域商業中心地で事業を行うことにより、周辺住民の方々を含めた商店街を訪問される皆さまにボルダリングを体験していただくことで、スポーツとてして定着させたい。コミュニケーションツールとしても活用し、アウトドアにおけるクライミングや、自然保護への理解を深めてほしいと考えている」とも。

 「飲食店が多い中で『カブキカフェ ナゴヤ座』のような娯楽、ゲストハウスの宿泊、今回のボルダリングでスポーツといったさまざまな目的で円頓寺に足を運んでもらえる方が増えるのでは。地域内の交流促進や観光客のさらなる取り込みにつながることを期待する」と田尾さん。クラウドファンディングを活用し地域活性化を図るプロジェクト「CAMPFIRE×NAGOYA」で資金集めも考えている。

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