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名古屋城と名古屋の街を特集したムック本「Pen+」発売 木造天守閣のCGも

ペン・プラス「名古屋城から始める、名古屋カルチャー・クルーズ」の表紙

ペン・プラス「名古屋城から始める、名古屋カルチャー・クルーズ」の表紙

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 CCCメディアハウスは6月7日、ムック本「Pen+(ペン・プラス)」で名古屋城と名古屋の街を特集した「名古屋城から始める、名古屋カルチャー・クルーズ」を発売した。

木造復元する名古屋城天守閣を特集した中ページの一部

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 同誌編集担当者によると、「名古屋在住の方からも、『名古屋城以外に観光資源が少ない』という声を聞く名古屋だが、三英傑が誕生した戦国時代から江戸時代、そして文明開化に至るまでの歴史そのものや、その中で育まれ守り続けられてきたものづくり、食、芸能など、カルチャーという目線を通して見ると、魅力的な観光資源や人物がたくさん隠れていると以前から感じていた」という。 

 「名古屋城天守閣の木造復元という歴史的にも建築史的にも興味深い取り組みが決定し、全国から注目が集まる今こそ、その隠れた魅力を紹介する絶好のタイミングと考えた」ことで、同誌の発行が決まった。

 巻頭では、木造復元する名古屋城天守閣を特集。施工を担当する竹中工務店の協力で、現時点で知り得る情報をできるだけ詳細に記事化した。完成イメージのCGと、復元事業の資料にも用いる「昭和実測図」の2つのビジュアルを載せることで、読者が復元された木造天守閣をイメージしやすいようビジュアル中心の誌面にしたという。

 「名古屋城には、ここにしかない美術品や文献、歴史的価値の高い遺構の数々が存在する」といい、同書ではそれらをカルチャー目線で掘り下げ「再発見」をテーマに構成したという。シンボルの一つ「金鯱」をテーマに名古屋在住の歴史小説家・奥山景布子さんが寄稿した書き下ろし短編小説を掲載。「名古屋在住の方にも新鮮な金鯱物語を楽しんでいただけると思う」。

 冊子後半の記事は「カルチャー目線」で行く街歩きの楽しさを追求した内容で、名古屋城や尾張藩に関連するカルチャーなどをテーマにした。「堀川」テーマのぺージには、かいわいのまちづくりにも携わる建築家・市原正人さんが歴史ある街並みの「新たな食文化の街」へと変化したことや「多様な文化の街」へと変貌を遂げようとしている街の姿を紹介。大須を拠点に文化イベントを仕掛ける加藤幹泰さんには「今の大須の歩き方」を取材。そのほか、熱田や有松についても往時の様子をイメージしながら街歩きを楽しめるような内容になっている。

 「全編を通して『名古屋に存在する、歴史ある文化の現在進行形』を意識して編集したので、他都道府県の読者の皆さんはもちろん、名古屋在住の方にも名古屋を再発見するなど楽しんでいただけるのでは。ツーリストの方にとって役立つ情報をまとめた一冊」と話す。

 価格は1,080円。

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