名古屋ターミナルビル(名古屋市中村区名駅1)が運営する名古屋駅前地下街「テルミナ」が開業35周年を迎え、「サンクスフェア」を開催している。
「テルミナ」は名古屋の代表的な地下街の一つ。1974(昭和47)年にバスターミナル、ホテル、百貨店、飲食店が集まる駅前複合ビルとして開業。駅ビルとしては日本で2番目だが、本格高層ビルとしては第1号。開業当時は、JRセントラルタワーズや駅前のモニュメントもまだなく、地上20階地下2階のビルは大きくそびえ立っていた。CMソングの「VIVA~♪テルミ~ナ~」は名古屋をはじめ東海圏の人々の多くが口ずさめるほどなじみがある。「テルミナ」の名称は「ターミナル」の意味を踏まえた造語。
35周年を記念して、その移り変わりを新聞記事などで社会の出来事と照らし合わせて展示するテルミナ35周年パネル展「ありがとう35年展」を同館7階・味の街で開催。ビル起工式の様子からオープニングセレモニーの様子、今ではなくなってしまった「テルミナ広場」でのイベントの様子など「テルミナ」の歩みを紹介する。併せて、昔のテルミナの催事ポスターも展示。
「テルミナの今日までの歩みとポスターを見て振り返ってもらい、懐かしんでもらえれば。昔のイメージポスターはキャッチコピーが面白い」と担当の杉戸さん。「若い方には、お父さんお母さんが昔遊んでいた場所なんだな、と楽しんでもらえるのでは」とも。
35周年にちなみ350円メニューの提供や、テルミナ店限定のメニューやファッションアイテムの限定販売、福袋の販売、割引セールなども実施。「テルミナ」とのエピソードやメッセージを募集する「あなたとテルミナの想い出」も実施中。「テルミナ想い出賞」などの賞も設ける。応募は12月25日まで。
フェアは11月30日まで。