JICA中部なごや地球ひろば（名古屋市中村区平池町4）で12月5日、「フェアトレードファッションショー＆トーク」が開催される。

　フェアトレードとは、途上国の生産者と中間マージンを発生させない直接の取引を行う公平な貿易を目指す取組み。技術の指導や訓練、労働組合の設立などで支援も行う。コーヒー豆、チョコレートなどの食品、洋服、文具などの商品が知られている。「一回きりの買い切りではなく、取引を継続することが大切」とJICA中部の前納さん。

　当日、フェアトレードファッションのパイオニア的存在と言われる、イギリス人サフィア・ミニーさんが代表を務めるフェアトレードカンパニー（東京都世田谷区）のフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」のアイテムと、タレントの原田さとみさんがセレクトしたエシカル・ファッションアイテムが登場。レディスアイテム約40着を披露する。「フェアトレードファッションのショーは、小規模なものはあったが、プロのモデルを使い原田さんなどのプロデュースが入るショーは名古屋では初めてでは」と前納さん。

　「ピープルツリー」は現地に日本人のデザイナーを派遣し、日本人好みのデザインを伝えるなどの支援を行っている。「例えば、エスニックな洋服でもそのままだと日本人には受け入れにくい。デザインやアレンジにより日本で売れる商品に仕上げて行く」（前納さん）。素材にもオーガニックコットンを使うなど環境にも配慮する。

　ショー開始は14時。ショー終了後、ピープルツリー広報ディレクターの胤森さん、原田さん、名古屋のフェアトレードショップ「風‘s」オーナーの土井さんなどによるトークショーを開く。入場無料。