9月で開校1周年を迎える大ナゴヤ大学は9月11日、名古屋市営地下鉄・名城線を使った授業「名城線リアルすごろく」を行う。
大ナゴヤ大学は「街中がキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をテーマに活動するプロジェクトで、昨年9月12日に開校。毎月第2土曜に「授業」を行っている。
「1周年を迎えるにあたり、何がしたいとボランティアスタッフやみんなに聞いたところ、『感謝』『もう一度会いたい』『新たな発見』という意見が挙がった」と学長の加藤慎康さん。「名古屋の街をみんなで発見」「1周年だから街をぐるっと1周」というコンセプトで、名古屋で唯一の環状線の名城線に目を付け、路線をすごろく盤に見立てた企画を進めた。「沿線にはテレビ塔、サンシャインサカエ、ランの館など授業を行ってきた縁(ゆかり)のある場所も多く、1周年記念にはちょうど良かった」とも。
全28駅の名城線沿線は名古屋城、市役所など名古屋らしい場所、繁華街の栄エリア、住宅街などさまざまな顔を持つ。
当日は少人数のチームに分かれ、スタート地点の金山駅からサイコロを振ってゲーム開始。各駅には同大学スタッフや名古屋市交通局、同大学の生徒登録者の協力で集めた周辺の情報を、基に考えた「ミッション」を設置。出た目で降車し、街に潜んでいる面白いもの、おいしいもの、気になるもの、感動するものなど仕掛けられた「ミッション」をクリアしていく。
「新しい発見、いつもと異なる目線で駅の周りを発見・体感する。参加者同士のおしゃべりも含め多様な目線で、これまで気付かなかったことを発見、自分たちの情報にすることでより街を身近に感じることになれば」(同)
参加方法などはホームページで確認できる。