名阪近鉄旅行(名古屋市中村区名駅3)は現在、武将にまつわる名古屋市内のスポットをめぐるバスツアー「カッコーツアー 武将都市ナゴヤおもてなしバスツアー」を販売している。
「武将都市ナゴヤ」魅力発掘選定事業として企画された同ツアーは、10月3日に1回目が実施され、11月28日まで全6回を予定する限定企画。「街中がキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をテーマに活動する「大ナゴヤ大学」が企画サポートで参加。ガイドやクイズなどを掲載した「ツアーノート」を制作し、各スポットでの「発掘」をサポートする。
ツアーは名古屋駅を出発し、徳川家康が築城した「名古屋城」、織田信長に縁(ゆかり)がある「大須・万松寺」(中区)、福島正則が名古屋城築城を機に開削した堀川をクルージングする「堀川遊覧サムライクルーズ」(中区~熱田区)、信長が桶狭間の戦いに向かう折に戦勝を祈願した「熱田神宮」(熱田区)、豊臣秀吉、加藤清正の生誕地がある「中村公園」(中村区)を訪れる。
名古屋城では、「名古屋おもてなし武将隊」の武将と陣笠隊による、同ツアー限定の城めぐりツアーを開催。初回は豊臣秀吉と陣笠隊・市蔵が担当し、名古屋城の正門でツアー客を「よう来たのう」と出迎えた。「お客さまからは秀吉の説明が上手くてわかりやすく、面白かったと好評だった」と同社企画部の北村さん。案内を担当する武将は当日までの「お楽しみ」だという。
大須では万松寺見学後、大須文化の一つ「食べ歩き」を体験。大ナゴヤ大学がネットワークを生かしコーディネートした大須名物、名古屋名物を食べ歩く。「バスツアーで食べ歩きは初めてのことだが、お客さまからは支持をいただけているようだ。大ナゴヤ大学の人のつながり、ネットワークで実現できた」と北村さん。
同社が名古屋市内の観光ツアーを行うのは初めて。「ほとんどのツアーは県外。名古屋市内は普段扱わないので情報が不足。建物の名前は知っているが、近過ぎて詳しくは知らないことばかりで勉強し直した」という。
ツアー実施日は、10月10日、同16日(大須大道町人祭のため食べ歩きの代わりに弁当配布)、同31日、11月20日(堀川遊覧、熱田神宮、中村公園は桶狭間古戦場まつり見学に変更)、同28日。