名鉄百貨店ヤング館(名古屋市中村区名駅1)が閉館まで1カ月を切った。
1月から開催している閉店セールも大詰めで、ヤング館(最大9割引)のほか、隣接する本館、メンズ館でも商品を割引で販売している。「ヤング館閉館セール」でのヤング館の売り上げは、2月からの1カ月間で、250%と伸びた(前年同月比)。来店客は20~30代が中心で、中には同館前身の「セブン館」を利用していた50~60代の姿もあるという。利用客からは、「ヤング館がなくなってしまうのは非常に寂しい、という声も頂いている」(同店広報担当者)という。
「名鉄セブン」の名称から名付けた同館前のマネキン人形「ナナちゃん」も今年で38歳。現在も旬の話題に合わせさまざまな衣装に着替えるなど活躍を続けている。ナナちゃんは「存続する方向で計画している」という。
今月25日からは、「感謝袋」として商品を詰め合わせたものを各ブランドが販売。26日はナナちゃん前のステージでDJイベントを行う。開催時間は12時~19時。
閉店について、同担当者は「1972(昭和47)年の開店から今年で39年。ご愛顧いただきありがとうございます。多くのお客さまにかわいがっていただいたことを大変感謝しています」とコメントを寄せる。
営業時間は10時~20時。ヤング館の閉館は3月31日。4月1日以降は、2館(本館・メンズ館)体制となり、リニューアルオープンする。