名古屋ユマニテク歯科製菓専門学校(名古屋市中村区名駅2)の学生がベーカリーショップ「ドンク名古屋近鉄店」(名駅1)とコラボしたパンの販売が11月1日から、同店で始まった。
同企画は、近鉄パッセが行う「学生応援プロジェクト」の一環。同校のマーケティング授業として、客層や単価、嗜好(しこう)などの実施調査やアンケートを行い、商品の提案・製造・販売を担うもの。
3回目となる今回は、同校の製菓製パン本科の1・2年生が参加し、「青春」をテーマに商品開発に取り組んだ。「1年生は元気があり、まさに『青春を過ごしている』という雰囲気から、青春を表現することにした」と、同校副校長補佐の岩倉さん。
販売するパンは4種類。「甘酸っぱい青春の味」とした、角切りリンゴとヨーグルトクリームが入った「りんごヨーグルトクリームパン」(210円)は、ピンク色の生地と葉っぱに見立てたクッキー生地、枝に見立てたカリカリに焼いた食パンの耳でリンゴの姿を表現。ハンバーグとビーフシチューに、ブロッコリー、ジャガイモなど付け合わせも載せた「大盛り!ハンバーグシチュー」、福神漬けを添えた具だくさんカツカレーをそのまま載せた「大盛り!カツカレーパン」(以上294円)はボリュームがあり、まさに「育ち盛りの青春を応援する」という。「青春時代の若者が好きなキャラクター」と考えたクマをモチーフにした見た目にもかわいい「くりくま」(262円)は、クリと餡(あん)が入る。
「授業では商品を作ることはするが、商品開発までは行っていない。一般のお客さまに満足してもらえる商品を自分たちで考えることは難しい課題だが、挑戦できる機会を与えていただき感謝している」と岩倉さん。これまでは2年生のみの参加企画だったが、今回は1・2年生の共同グループで実施した。「経験した販売やチラシ配りなどのコツを2年生から1年生に伝えていきたい」とも。
営業時間は7時~20時30分。販売は11時~売り切れまで。今月12日まで。