名古屋城「二の丸広場」で5月20日、新生「名古屋おもてなし武将隊」のお披露目式が行われた。

現世に舞い戻った「織田信長」

　3月末に前メンバーの織田信長、豊臣秀吉、前田慶次、陣笠隊のお里、市蔵が卒業し、「天に帰った」名古屋おもてなし武将隊。約1カ月半が過ぎた今回、信長、秀吉、慶次が「現世」に舞い戻り、新たに陣笠隊の「元気！」「踊舞（とうま）」が加わり、全メンバー10人がそろった。

　当日は、全面リニューアルした演武を初披露。会場には1500人のファンが集まり、メンバーが姿を現わすと歓声と共に「かっこいい！」という声が上がった。新メンバーは、「名前の通り元気！わしを見て、みなさま元気になってくださいませー！」（元気！）、「芸を舞い、皆さまを楽しませたい」（踊舞）、「この美貌で皆を魅了する。ほれすぎるでないぞ」（慶次）、「今の日本は元気が足らんでのぅ、新生10人を見て元気をもらってくれたらうれしい」（秀吉）、「皆の衆、よう参った。わしは心よりうれしい。新生武将隊、本日より名古屋のため、皆のため、万事の覚悟でございます。よろしくお願い申す」（信長）と、それぞれあいさつした。

　家康は新生武将隊を代表し、ファンに向けて「2年半の黎明（れいめい）期を駆け抜けてきた。これからは100年向こう、それ以上を作る思いの第一歩。われらの覚悟に付いてこいと伝える、（今日は）そういう一日じゃ」とコメントした。

　お披露目後の囲み取材では、「世界へ向けて、名古屋を一番の観光都市とするために頑張る」と信長。家康は「（新生武将隊は）正直なところ不思議な感覚じゃ。2年半前を思い出すかと思ったが、全く別の新しいものが生まれた。一丸となって頑張りたい」とも。

　新生武将隊は今月26日・27日に中部国際空港セントレアで開かれる「セントレア出陣まつり 夏の陣」に登場する。