名古屋城のお堀端に面したウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3)の1階ロビーに12月21日、「竹林豹虎図」(重要文化財)のレプリカに投影するプロジェクションマッピングが登場した。
今年東京などで流行したプロジェクションマッピングは、まだ名古屋での実例は少なく、市内のホテルでは初の試みになるという。
竹林豹虎図は名古屋城本丸御殿障壁画を代表する作品。復元のプロジェクトが進み、今年5月29日に一般公開を始めた本丸御殿の玄関・表書院でも「竹林豹虎図」(復元)を見ることができる。
ロビーに飾られたレプリカの「竹林豹虎図」。初日は、宿泊客のほか、ホテル内のレストラン利用者などが見入っていた。雪が舞うシーンから始まり、ヒョウが動いているような演出や、全体にポップな柄や色を投影するなど、音楽に合わせて動く作品は幻想的な仕上がりになっている。
投影時間は11時20分~、13時20分~、17時30分~の1日3回で、各4分間。来年3月31日までを予定。