ウェブシステムやスマートフォンアプリの企画・運営などを手掛ける「シード」(名古屋市西区牛島町6)が3月1日、新しく開発した駐車場シェアリングサービス「スマートパーキング」の運用を始めた。
ビーコンを搭載した三角コーン「ビーコーン」とスマートフォンを使って、駐車状況をリアルタイムで管理できる、国内初の同サービス。分単位で1日に何度も賃借ができる。
ユーザー(ドライバー)がスマートフォンから近隣の空き駐車場を検索できるほか、駐車場までのルート案内機能も備える。駐車料金は利用した分だけ支払う仕組みで、入庫、出庫は駐車スペースに設置された「ビーコーン」にスマートフォンをかざして処理し、クレジットカード払いのため現金精算不要。駐車中は現在までに掛かっている料金をスマホから見ることもできる。利用には同サービスのホームページからユーザー登録が必要。
オーナー(貸主)のメリットとしては、空いている土地だけでなく既存の駐車スペースの遊休時間帯も有効活用できるという。「ビーコーン」を設置するだけで、設備投資、初期費用、運営費用は不要といい、利用料の50%を配分するほか、日々の利用状況や売り上げをウェブ上で確認できる。
現在は名古屋市を中心に約100カ所で展開しており、今後は全国に拡大する予定だという。