名鉄バス(名古屋市中村区名駅4)と九州産交バス(熊本市)が共同運行する高速バス「名古屋・熊本線」が4月27日、運転を再開した。
4月14日に発生した熊本地震の影響で同16日から運転を中止していた同バス。
27日の運行ダイヤは、名古屋発=名鉄バスセンター20時20分、熊本駅前に翌朝7時50、西部車庫8時10分着。熊本発=西部車庫19時45分発、熊本駅前に20時、名鉄バスセンター翌朝7時32分着(予定)。高速道路の不通やなど道路状況により迂回運転するため、一部の停留所には停まることができない(ホームページに掲載)ほか、走行時間も前後する可能性がある。
同バスの車両の両側面には「がんばろう!!熊本」と描いたメッセージも。4月27日~5月31日までの名鉄バスが運行を担当する「名古屋・熊本線」の売り上げの10%を熊本地震被災者への義援金として日本赤十字社に寄付するという。
座席は27シート。「ゴールデンウイーク中はほぼ満席。復興ボランティアに行く方もいらっしゃるのでは」と同社広報の加藤章太郎さん。名古屋発の乗客を対象に、くまモンがデザインされたカード、ペットボトルの飲料水、「カロリーメイト」、ウエットティッシュをセットにした手提げバッグを進呈する。5月31日まで。
車両は通常運行と同じ3列シートで、トイレ付き。シートは従来の座席に比べ座面幅が10センチ広げた「プレミアムワイド」のシートで、手すりは折り畳むことができ広く使える。片方の手すり内には読書灯を、各席にコンセントを付けるほか、両サイドはカーテンで仕切れる。
利用料金は、片道=8,000円~(4月28日~5月8日は1万2,500円)。