ドラゴンズ優勝-試合観戦で円頓寺商店街に200人

円頓寺商店街で、くすだまの下でドラゴンズ優勝を喜ぶ人たち

円頓寺商店街で、くすだまの下でドラゴンズ優勝を喜ぶ人たち

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 10月10日、円頓寺商店街(名古屋市西区那古野1)では優勝マジック1に迫った中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ戦の観戦に約200人が集まった。

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 当日夜、地上波でのテレビ放送がなかったこともあり円頓寺商店街理事長を務める橋村幸一さんの電気店「サカエ堂」前には、2台の大型テレビを設置し、道行く人たちが優勝決定のかかった試合に足を止め見入った。

 4回表、ドラゴンズの攻撃で4番打者のタイロン・ウッズが放った3ランホームランで3対1に。ドラゴンズ先制に会場も沸き、早くも優勝決定かに見えたが7回裏、ジャイアンツの攻撃で5番打者高橋がソロホームラン、続く6番打者小久保のソロホームランで3対3、試合は同点の振り出しに会場も騒然となった。

 数回のピッチャー交代の後、9回まで同点を守ったドラゴンズ、試合は延長戦へもつれこむ。10回表ドラゴンズ攻撃前、橋村さん自ら応援歌「燃えよドラゴンズ!」を流し、会場の雰囲気を盛り上げる一面も。両者無得点のまま迎えた12回表、ドラゴンズの攻撃で2番打者井端がヒットを放ち1アウト満塁のチャンス、3番打者福留のセンターヒットで逆転。続く4番打者タイロン・ウッズが左中間へ放った満塁ホームランにより8対3とドラゴンズが大きくリードし、会場も優勝モードへと大歓声に包まれ、感激のあまり泣き出す女性ファンも。6番打者奈良原のレフトヒットでさらに1点追加し計6点を取得、12回裏ジャイアンツの攻撃を守りきり9対3で試合終了。ドラゴンズは、2004年以来2年ぶりのリーグ優勝を果たした。

 会場では、万歳三唱やウェーブ、「燃えよドラゴンズ!」の大合唱が繰り返し行われ、商店街で作製したくすだまが割られた後、来場客には樽酒も振る舞われた。落合監督の涙にもらい泣きをしていた理事長の橋村さんは、「優勝できて嬉しい。次は日本一を目指す」と話した後、来場客から胴上げをされる場面も。

 一方、名鉄名古屋駅前ではドラゴンズ優勝を喜ぶファンが応援歌を大合唱。11時15分頃中日新聞と朝日新聞の号外が駅前で配られると、人が殺到し号外を手にしたファンの歌声が深夜まで響いていた。

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