舞妓さんも愛用する伝統工芸「つまみかんざし」展

舞妓さん愛用のつまみかんざし

舞妓さん愛用のつまみかんざし

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 ノリタケの森ギャラリー(名古屋市西区則武新町3、TEL 052-562-9811)は11月14日より、「つまみかんざし展」を開催している。

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 「つまみかんざし」は、江戸中期より一般に広まった伝統工芸。浮世絵にも描かれており、舞妓さんも髪飾りとして愛用する人気伝統工芸品の1つ。作り方は、絹織物「羽二重」を草木染めなどで染色し約2~10センチの正方形に裁断したのち三角形に折りたたみ、台紙に1枚ずつ並べて四季の草花や蝶、鶴などの形に仕上げていく。同工芸の職人は全国に約15人しかおらず、現在は東京都の伝統工芸品に指定され「つまみかんざし博物館」(東京都新宿区)でも展示されている。

 出展者の石田毅司さんは、職人歴23年で3代目。同ギャラリーでの個展は今回で3回目。会場には、七五三用、正月・成人式、舞妓さん向けの豪華な「つまみかんざし」や、技法を用いたアクセサリーなど約200点が並ぶ。1作品に使用される「丸つまみ」「角つまみ」は約50~100枚、豪華な作品には約500枚が使用されるという。

 価格帯は、つまみかんざし=4,000円~2万円、アクセサリー=2,500円~6,000円ほか。

 石田さんは、「作品は見たことがあっても『つまみかんざし』という名前を知らない人がほとんど。これだけの作品を一度に見られる機会はないので、会場で伝統工芸の面白さ、美しさを実感してほしい」と話している。

会場では石田さんによる実演も行われており、会場内の作品を販売するほかオーダーも受け付ける。開催時間は10時~18時。最終日は16時まで。入場無料。同19日まで。

ノリタケの森ギャラリー

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