高級宝飾店「カルティエ」は3月6日、ミッドランドスクエア(以下MLS)商業棟1階と2階に「カルティエ 名古屋」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-587-7955)をオープンする。
「カルティエ」は、1847年の創業以来、世界各国の王室を顧客に持つだけでなく、社会に進出する女性や男性の嗜好とニーズに応える宝飾品を積極的に展開。1853年より続くパリの本店をはじめ、ロンドン、ニューヨーク、東京など大都市に大型路面店を出店してきたが、同社では名古屋地区の高いマーケット需要を見込み「創業当時から貫いてきたスタイルと、個々人のライフスタイルの嗜好に応える、親密でパーソナルなサービスを名古屋店でも明確に展開する」(同社)として、MLSへの出店が実現した。同店は、東京、大阪に次ぐ名古屋初の路面店となる。
同店は、1階と2階をつなぐメゾネット形式の店舗で、総面積は487.1平方メートル(1階=256.6平方メートル、2階=230.5平方メートル)。店舗デザインは、「伝統と革新の優雅なる調和」を基本コンセプトに、フランス人インテリアデザイナー、ブルーノ・モワナー氏が担当。店舗外観に設置されたファサードは、パリ本店にならった荘重なスタイルを採用、店内中央のらせん階段には、ベネチアガラスを使用した8メートルのシャンデリアがそい、曲線が上階へと続く効果を演出している。1階では、ジュエリー、ウオッチ、アクセサリーなど、2階では各種ジュエリーのほかブライダルサロンも充実させ、結婚を控えたカップル需要も見込む。
また同店では、オープン記念として人気の「LOVE」コレクションからブラックサファイアを使用した限定品のリング(298,200円)、ブレス(997,500円)、ダイヤモンド×ブラックサファイアの腕時計(1,333,500円)も販売。3月6日~4月8日は、「カルティエ コレクション」1,300点の中から世界各国の王室ゆかりのジュエリーやティアラなど19点を、インテリアデザイナー森田恭通氏による、12万個のレッドとゴールドのクリスタルを使用したインスタレーションで展示している。
同店オープンに先駆け3月2日に開催したオープニングセレモニーには、「カルティエ」のチーフ エグゼクティブ オフィサー、ギャビン・ヘイグ氏のほか星野仙一さん、女優の内田有紀さんも出席し、店頭でテープカットを行った。星野さんは「約35年前に知人にいただいたカルティエの時計を、今もずっと愛用している」と長年のカルティエファンであることを語った。内田さんは、同メゾンのプラチナとダイヤモンドをあしらったネックレス(9,975万円)とイヤリング(924万円)を身につけて登場し、「高価なジュエリーを身につけて、緊張している。名古屋限定の商品があると聞いたので、とても気になっている」と話していた。営業時間は11時~20時。