名古屋を中心にオフィスビルの運営を手がける名古屋ビルデイング(名古屋市中区錦1)は3月より、中村区名駅4のオフィスビル「名古屋ビル」の建て替え工事を開始した。
旧名古屋ビルは、1952年に竣工し約50年間オフィスビルとして運営してきたが、同ビル周辺が、今月グランドオープンした「ミッドランドスクエア」や、2008年完成予定の「モード学園 スパイラルタワーズ」の建設などで、「名古屋の玄関口」として今後の発展が期待される地区であることや、建物の老朽化などの理由から建て替えを決定した。
計画では、敷地面積=1589.63平方メートル、高さ=75.55メートル。地上14階、地下2階、塔屋2階からなり、ビル内には、店舗や事務所が入居を予定。地下1階~2階は吹き抜けで、地下1階にはサンクンガーデンを設け名駅地下街「ユニモール」と直結する予定で、ビル内に勤務するオフィスワーカーや地下街利用者の利便性を高める。新ビルの外観は、「木の葉」をイメージしており、設計・監理は日建設計が担当する。
同社は「新ビルが、名古屋駅前の新しい顔となるよう、利用者のニーズに合った機能と安全性を備え、環境にも配慮したビルとして今後も計画を進めていく」と話している。完成予定は2009年3月。