
「ノリタケの森」(名古屋市西区則武新町3)が現在、施設内「煙突ひろば」にこいのぼり約50本を展示する春恒例企画「森の鯉(こい)のぼり」を展開している。
同施設のシンボル「6本煙突」モニュメントの間を泳ぐこいのぼり50匹が呼び物の同企画。2003(平成15)年に始まり今年で21回目となる。高さ約8メートルの同モニュメントは、1933(昭和8)年建造の陶磁器焼成用トンネル窯の跡。当時、煙突は高さ45メートルだったが、1979(昭和54)年の工場移転に伴いモニュメント部分を残して撤去し、現在の形になった。
名古屋駅から徒歩圏内にある同施設では現在、赤、青、緑、黒など色とりどりのこいのぼりの前で記念撮影するファミリーや外国人観光客の姿でにぎわいを見せている。
同施設企画担当者の中井宏美さんは「街中でたくさんのこいのぼりが見られるのが魅力の一つ。古い煙突と奥に臨む名駅ビル群の対比も面白い。駅から近いので気軽に来てほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~19時。園内施設の営業時間は10時~17時(ショップは18時まで)。5月31日まで。