
コーヒー豆専門店「珈琲(コーヒー)びより」(名古屋市西区新道1)が5月1日、オープンした。
店内奥にある焙煎(ばいせん)機。「鮮度の高い商品を提供できるように」(清水さん)と、小型のタイプを導入
J.C.Q.A.(全日本コーヒー商工組合連合会)認定の「生豆鑑定マスター」の資格を有する清水俊喜店長が焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売する同店。これまでオンラインショップでコーヒー豆を販売し、マーケットイベントにも出店していた清水さんは「イベント出店を通してお客さまとじかに接する経験を通して、漠然とあった『店を持ちたい』という思いが強くなり、店舗の立ち上げに踏み出した」と振り返る。
自宅でいれるコーヒーの楽しさを提供したいとの考えから「飲食店ではなくコーヒー豆の専門に販売する店舗というスタイルに行き着いた」という。「毎日にちょっとくつろぎの時間を」をコンセプトに、すっきりとした味わいの「木漏れ日」、味や香りのバランスを重視した「陽(ひ)だまり」、深いこくが特徴の「黄昏(たそがれ)」の3種類のオリジナルブレンドコーヒー豆(100グラム=780円、500グラム=3,400円)や、シングルオリジンコーヒー豆(100グラム=780円~)を販売する。
ブレンドコーヒーは「コーヒーバッグ」(1個=200円、10個=1800円、ブレンド3種飲み比べセット=550円)も用意。「手軽においしいコーヒーを楽しんでもらいたい」(清水さん)と考案した商品で、ティーバッグのように、お湯に浸すとコーヒーを抽出できる。清水さんは「忙しい中でも、自分のために立ち止まる時間をつくるお手伝いができれば」と笑顔を見せる。
オープン初日、11時の開店に合わせて来店しコーヒー豆を購入する客の姿も。清水さんは「お客さまのニーズに耳を傾けながら、地域に根を張って励んでいきたい」と意気込む。
営業時間は11時~18時。日曜・祝日定休。