ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3)で総料理長を務める大高恒夫さんが3月28日、お菓子のレシピ本「あまくておいしい!砂糖を使わないケーキと焼き菓子」を出版した。発行は主婦と生活社。
大高さんは1974年、単身で渡仏し6年間修行し、東京の有名レストランに勤務後、名古屋で「キャッスルプラザ」勤務を経て、現在同ホテルで総料理長を務める。2005年には、「愛・地球博」日本国際博覧会の迎賓館エグゼクティブシェフを務めた経験を持つ。同ホテルでは、2005年から「LOHAS」プロジェクトの一環として、添加物や砂糖、肉、卵、乳製品などを使用しない「マクロビオティック」の料理やスイーツを提供。同ホテルでマクロビ料理を得意とする大高さんの菓子に関するレシピのみを集め、書籍化が実現した。
内容は、乳製品の代わりに豆腐や豆乳、玄米、よもぎ、きな粉などを素材に使用したクリームやケーキ、プリン、クッキーのほか、バターや卵の代わりに「なたね油」や長芋を使用したスポンジケーキ、「餅あわのケーキ」「ゆり根のタルト クレームアーモンド風味」や抹茶とメープルシュガーなどで作った「名古屋の味ういろう」などのレシピ約70種類を紹介している。また、同書籍で紹介しているスイーツは、同ホテルで提供するマクロビオティックメニューや、ホテル主催のディナーショーでのデザートメニューでも提供していく予定だという。
価格は1,200円。初版発行部数は2万部。同ホテル1階のショップ「ブランドセレクション」のほか、全国の書店で販売中。