
今年で営業を終える名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)の「めいてつ屋上ビアガーデン」の営業が11月3日まで延長する。
名古屋駅地区再開発に伴い、2026年2月28日で営業終了予定の名鉄百貨店本店屋上で1957(昭和32)年7月に営業開始した同ビアガーデン。
今年の営業は10月13日までの予定だったが3週間延ばした。延長を決めた背景について、広報担当者の上村嘉臣さんは「屋上ビアガーデンを長らくご愛顧いただいた感謝の気持ち。さらにたくさんの方に利用してもらおうと延長することにした。今年の10月も平年より気温が高い予想で需要が見込めることも決め手の一つ」と話す。
売り上げは最終的にコロナ前の2019年を上回る見込み。9月22日時点で売上高は約2億3,000万円、来店者数は約4万8000人。上村さんによると現時点の予約状況は、金曜・土曜で500人以上、平日で200~300人という。
延長期間中は、約19種類を用意する「屋上町中華」のメニューの中から常時提供する種類を延長前に比べ3種類を増やした12種類にする。メニューは酢豚やホイコーロー、エビチリ、ひすいギョーザなど。
10月後半からの土曜・日曜を中心に、オープニング期間中に展開していた昼営業を行う。「子連れのファミリー層や夜に出掛けることが難しい方など、幅広い層の方にも楽しんでほしい」と上村さん。実施日は10月18日・19日・25日・26日、11月1日~3日。
ドリンクは約100種類。ビールをはじめ、ビアカクテル、サワー、ノンアルドリンク、ソフトドリンクなど。焼酎のお湯割り、日本酒の熱かんなども温かい物もある。
「近隣の高層ビルを望み、夕暮れや夜景もきれいなロケーションも褒めてもらえることが多い。温かい料理やドリンク、ブランケットの無料貸し出しもあるので、涼しくなる頃にも安心して利用してもらえるのでは。最後の『めいてつ屋上ビアガーデン』を楽しみにきてほしい」と来店を呼びかける。
飲み放題・食べ放題、時間無制限のシステムで営業する。席数は668席(屋外548席、屋内120席)。営業時間は16時~22時(昼の部は11時~14時)。料金は、大人=5,300円(昼の部=4,000円、)、小人=2,300円(同=2,000円)。小学生未満無料。