名駅のホテル「キャッスルプラザ」（名古屋市中村区名駅4）が1月～2月に開催した「ウエディングフェア」で、来場者の前年比率を大きく上回る効果があったことがわかった。

　名駅エリアのホテルや結婚式場では、毎年1月～2月に大規模なフェアを開催しているが、最近では挙式会場候補を1、2カ所に絞り、1カ所について慎重に検討するカップルが増えている傾向があることから、同ホテルでは今回よりテーマごとに3回連続で開催する「ブライダルフェア」を企画。来場者数は、1月20日・27日、2月10日の合計で450人、全回（昨年7月）フェアの1.5倍、前々回（昨年2月）の1.3倍となり、1月の新規問い合わせ件数は、前年より50件増だったという。

　この結果について、同ホテルでは「他の会場とフェア開催日を分けたこと、3日間に渡って開催したことで、顧客の都合に合わせて来場できたこと、1回目＝花嫁向けの体験イベント、2回目＝挙式全体を把握できる内容、3回目＝引き出物展示や試食会など挙式成約者が対象と、目的に分けて開催し次回来場を促す仕掛けを作ったことなどが大きな効果につながったのでは」と分析する。

　挙式の会場選びについては、「披露宴会場の雰囲気、立地、交通の便などを重視するカップルが多い」（同ホテル）ことからも、名古屋駅から近い同ホテルが人気を集めた模様。同ホテルでは、毎月1回開催している「ウエディング相談会」に加え、3月から新たに「モーニング見学会」を開催。土曜・日曜の披露宴開始前の午前中限定で会場を下見した後、名古屋ならではの「モーニングセット」を提供する同企画をはじめ、今後も顧客の要望に応じた企画を検討し、新規来場者獲得を狙う。

　「モーニング見学会」は、3月23日・29日に開催。時間は9時～11時30分。予約制で各回5組限定。4月以降も定期的に開催の予定。

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