ミッドランドホール(名古屋市中村区名駅4)で5月21日、女性リーダーの育成研修を行うエ・ム・ズ(中区栄2)が講演会「経済を語れる女性は美しい しなやかキャリアの磨き方」を開いた。
同講演は、同社の部活動「女性活躍サポート部」が企画し、東京で活躍する女性をゲストに迎え名古屋で働く女性を応援するイベントで、今回が3回目。
第1部では、社会起業家の育成を行うシンクタンク・ソフィアバンク(東京都千代田区)副代表の藤沢久美さんがビジネス社会でキャリアを積むために人や経済とどう向き合うべきかを、自身の起業体験をもとに披露した。
NHK教育テレビ「21世紀ビジネス塾」で3年間キャスターを務めた藤沢さんは現在、法政大学専門職大学院の客員教授を務めながら中小企業の取材にも取り組んでおり、同講演では「ビジネス社会で活躍するために必要なことは『経済を読み取る力』で、いろいろなことに問題意識を持ち経済の知識やセンスを身につけることが大切」と話した。
第2部では、藤沢さんとエ・ム・ズの秋田稲美社長、「女性らしいキャリアの築き方」をテーマにディスカッションを行った。秋田さんは「ビジネス社会でストレスを溜めないためには、自分の思いを曲げないことと楽しそうに生き生きと働くことが大切。壁にぶつかったときは自分が成長するチャンスだと思い、その壁と向き合ってほしい」と話した。藤沢さんは「誰もが人間としての可能性は無限だと思う。与えられたチャンスを受け止め、人への感謝の気持ちを忘れず前に進んでほしい」とも。