ウェスティンナゴヤキャッスル（名古屋市西区樋の口町3）は6月25日、岩手・宮城内陸地震を考慮し「緊急地震速報配信システム作動時における避難訓練」を行った。

　同ホテルは昨年11月に「緊急地震速報配信システム」を導入後、同システム作動時の対応をマニュアル化し、名古屋市消防局西消防署（西区児玉2）職員の協力のもと、過去に4回の訓練を行っている。同システムの設置は名古屋のホテルで初。

　同訓練は、大地震の発生に備えホテルスタッフが利用客とスタッフの安全確保をどのように行うかを体験するもので、5回目の実施となる。

　当日は約100人のスタッフが参加し、「チェックイン時のお客様をマニュアルに従い安全な場所に誘導し身構える」「各部門の被害状況を災害対策本部に報告」「出火が起こった際に初期消火班が消火器・消火栓を使い鎮火させる」などをテーマにシミュレーションを行った。併せて、防火管理者の仕事内容」から「火災発生時の具体的な処理」までを紹介するDVDも視聴した。

　総支配人室室長の新井さんは「いつ大地震が起こるか分からない中、ウェスティンナゴヤキャッスルが万が一の際に『安心・安全なホテル』として信頼されるよう、今後も定期的に地震・火災に対応する訓練を実施していきたい」と話す。

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