タワーレコード名古屋近鉄パッセ店(名古屋市中村区名駅1)屋上特設会場で8月19日、韓国の人気歌手グループ「sg WANNA BE+(エスジーワナビー)」による「ミニライブ&握手会」が開催された。
同アーティストは昨年、韓国CDセールス1位を獲得し、同国で最も栄誉ある「ゴールデンディスク大賞」を受賞した男性ボーカルグループ。メンバーの代わりに有名俳優が登場するドラマ仕立てのミュージックビデオが話題を呼び、さらにテレビ出演をしないため「顔のない歌手」というコピーで韓国中に知れ渡った。
「sg WANNA BE+」は日本語で「サイモン&ガーファンクルのようになりたい」を意味する。メンバーはキム・ヨンジュンさん(23)、イ・ソクフンさん(24)、キム・ジノさん(22)の3人。圧倒的な歌唱力で人気が広がった。
一方、日本では、フジテレビで放送されたクォン・サンウさん主演のドラマ「悲しき恋歌」で「生きて」、そしてペ・ヨンジュンさん主演のドラマ「ホテリアー」で「滑稽だね」が挿入歌として起用され、日本人ファンも急増した。
同企画は、彼らの日本第1弾シングル発売記念イベントで、CD「GET ALONG TOGETHER」の購入者にミニライブと握手会を行うもの。当日は、30~50代の女性を中心とした500人が集まった。
ライブの1曲目では、歌手・山根康広さんの名バラード「GET ALONG TOGETHER」のカバー曲を熱唱。美しい歌声に感動して泣き出すファンの姿も。同曲は、オリジナルが1993年に180万枚を売り上げた山根さんの大ヒット曲で、現在はTBS系列の情報番組「2時っチャオ!」のエンディングテーマ(8、9月)として使われている。
ヨンジュンさんは山根さんの印象について聞かれると、「優しい。顔もかっこいい。若干、女性らしいところもあり、親切に指導してくださいました」と振り返った。
続いて2曲目に「ラララ」、3曲目に「僕の人~Partner for Life」というアップテンポの曲を披露すると、ファンは炎天下で汗をかきながらも大いに盛り上がった。サビの部分ではファンの大合唱も。
ライブが終わり、司会者に屋外イベントの感想を尋ねられると、メンバーらは「こんなにもお客さんと近い距離で歌うことができてうれしい」と答えた。「応援してください」「一生懸命歌いますのでよろしくお願いします」と日本語であいさつすると、ファンは「かわいい~!」と叫び、喜びの表情を見せた。
続いて行われた握手会は、会場の興奮がさらに高まり、涙ぐむファンが一気に増えた。握手会の後も、日本語で「また後で名古屋で会いましょう」と言い残し会場を後にしたメンバーらを、姿が見えなくなっても手を振り見送っていた。
ヨンジュンさんのファンという20代の女性は、同アーティストとの出会いについて、「3年前に韓国で旅行をした時、CDショップの店員さんに『一番おすすめの曲』と言われて買ったCDが彼らの音楽だった。曲を聴いたら、すぐに気に入ってファンになった。日本でコンサートが開催されるときは、開催地がどこであっても必ず出かけたい」と話す。
また、ジノさんのファンという女性は「テレビドラマをきっかけにファンになった。今日は握手を2回してほしくて、同じCDを2枚も買った。以前、韓国で買ったCDは気に入って毎日聴いている。一番好きなメンバーは、ジノ。かわいいから大好き。これからもどんどん名古屋に来てほしい」と熱く語った。
CD「GET ALONG TOGETHER」(1,260円)は、8月20日リリース。「GET ALONG TOGETHER」「夜間飛行-with you tonight-」「ラララ ~5.8 東京国際フォーラム Live ver.~」「GET ALONG TOGETHER(カラオケ)」の4曲を収録する。
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