名古屋駅の地下街「エスカ」(名古屋市中村区椿町6、TEL 052-451-5557)に10月1日、ひつまぶしの専門店「ひつまぶし名古屋備長」がオープンした。
同店は行列のできることで有名な本店(愛知県丹羽郡)、ラシック店(中区栄3)、銀座店(東京都中央区)に次ぐ4号店。他店舗よりもメニューを絞り「ひつまぶし」に特化したメニューを用意する。木の素材を使った和風の内装で、店舗面積は約20坪。席数は40席(テーブル席のみ)。
同店で取り扱ううなぎは種類を重視し、ひつまぶしに良く合う柔らかめのうなぎを1匹ごとに職人(同店社長)が厳選している。さらに安全でおいしく味わえるものを仕入れ、産地は三河産や鹿児島産など時季によって異なる。
同店は、ご飯の炊き方やうなぎの焼き具合にもこだわりを持ち、ご飯は新潟産の米を三升炊きの釜で二升炊き、湯気の出ているご飯に焼きたてのうなぎを乗せ熱々を提供している。うなぎは職人が備長炭でじっくり焼き上げるため、香ばしさと旨みが凝縮され、皮は香ばしく身はふっくらとした仕上がりになる。
同店オープンのきっかけについて、同店マネージャーは「銀座店をオープンさせたばかりなので本当は新店舗の展開は考えていなかった。しかし銀座店がテレビ取材を受け大きな反響があり、名古屋での出店に関しても多くの人から声を掛けていただいた。そのため新店舗の展開を決めた」と話す。
さらに、同地下街出店については、「より多くの人にひつまぶしを食べてもらい『名古屋めし』が全国に広まることを目指しているので、県外の人が多く訪れる名古屋の玄関口『エスカ』を最適な出店先と考えた」(同)とも。
メニューは、ひつまぶし(2,550円)、上ひつまぶし(3,150円)、特上ひつまぶし(4,800円)、極上ひつまぶし(6,300円)など。ドリンクメニューは、ワイングラスで提供する日本酒「義侠」(800円)などを用意。同酒は、ひつまぶしに良く合うという。
営業時間は11時~15時30分、17時~22時。うなぎがなくなり次第閉店。