NGO団体「NGOア∞ス」のメンバーが仮装してゴミ拾いを行う「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」が2月1日寒空の中、名古屋駅太閤通口付近で行われた。
同活動は「NGOア∞ス」のボランティア活動の一環で、「NGOア∞ス」を立ち上げた2007年3月から月1回のペースでゴミ拾いを行っている。1日の活動は今年1回目。
基本の仮装は、赤・青・緑・黄色・ピンクの5色「レンジャー」。参加者の希望があれば、ほかのキャラクターや動物などの格好もできる。また、季節により暑かったり寒かったりすることと、イベントにちなんで、夏はハッピ、冬はサンタの格好などバリエーションもあると同団体代表の玉川幸枝さん。
当日は、約50人の参加者が名古屋駅太閤通口の噴水前に集合。5色の「レンジャー」のほかにタイガーマスク、新選組、カッパ、魔女など思い思いの仮装をした参加者が集まり、中には子ども連れの家族で参加する姿も。通行人から注目を浴び、外国人観光客が写真に収める姿も見られた。「今回は初めて参加するメンバーが多い」と玉川さん。
ゴミ拾いは10人前後のグループに分かれて行う。活動前には各グループで自己紹介が行われ、笑い声やかけ声が聞こえるなど、和気あいあいと過ごしていた様子。「自己紹介に時間をかけ、友達になってから作業に取り組むようにしている」(玉川さん)。
各グループ担当エリアに分かれて活動開始。通行人に対し、「こんにちは!」や「ゴミを捨てないでくださいねー」など呼びかけもし、ゴミを拾いながら徒歩で移動。「仮装で、自分ではない違うキャラクターになれるので、抵抗なく声を出し合える」(同)。
また、2010年4月10日に、駅数が20以上ある名古屋市営地下鉄東山線全駅で、一斉にゴミ拾い活動をする企画を発表。「『名古屋から世界を変えよう』を目標に活動してきたア∞スですが、ハイジャックプランを行いまーす!」と元気よく発表した玉川さん。今回の参加者にも参加を募った。「この話題がいろいろなメディアを通して日本中、世界中に知れ渡るようなレベルになれば、日本は変わる!」と発言し、盛り上がりをみせた。